月に一度のスカパーの無料放送で「ハッピー・バレー 復讐の町」のシーズン1&2をやっていたので、録画して見ています。

あんまり内容は知らずに、たまにはイギリス英語も聞いておこうという気持ちで見たら、これが面白くて、今更ドハマリしています。

「テレビ」は Telly、「男性」は lad、bloke 、「電話をする」ring などなど、イギリス英語がたくさん聞けます。

普段あまりイギリス製ドラマを見ない夫は「電話」が ring なんだね、それにしてもこりゃあ全く聞き取れないなあ・・・とアメリカ英語との違いに新鮮さを感じているようです。

ハッピー・バレー(幸福の谷)という名前とは裏腹に、さびれた地方都市で起こるどんより暗い事件が題材となっており、キラキラした大都市ロンドンとは全く違う、あまり日本人が見ないイギリスが映っていると思いました。


中でもシーズン1の主犯格の男性の妻が、派手な服装で巨乳でポッチャリ、アイメイク濃いめで、こういう感じの人を街でよく見たな~!という、何て言うか、映像作品だからといって飾ってない、本当に普通のリアルな英国を映している感じが良かったです。

クライムサスペンスというと、アメリカのドラマだったら美人捜査官とかマッチョなイケメン刑事が出てくることが多いと思うんですが「ハッピー・バレー 復讐の町」は違います。

ちょっと人生にくたびれた感じのおばちゃん警官が主人公で、絵面はすごく地味、美男美女がほとんど出てきません。

それでもすごく面白い。

特にシーズン1は本当によくできたストーリーで、収入に不満のあるしがないサラリーマンのおじさんが、ある大それた計画を思い立ったことから、思いがけない事態に発展、どんどん手に汗握る話につながっていきます。

こういっては何ですが、役者さんがテスコの買い物客でもスカウトしてきたのか、ってくらいに地味な人ばっかりで、最初はこれ大丈夫かな、と思ってみていたんですが、初回30分過ぎくらいから、グッとつかまれました。

全く普通の人が、ちょっと道を外してえらいことになるという点では「ブレイキング・バッド」にも通じる展開で、あのドラマが好きな人にはかなりおすすめです。

海外ドラマ通の間ではかなり以前から「当たり」の良作として知られていたようで、スカパーさんのおかげで遅ればせながら発掘出来ました。

今フジで「スーツ」の日本リメイク版をやっていますし、今度「グッドワイフ」も日本版が始まるとかで、予算の関係なのか、あまり撮影にお金のかからない(オフィス内で話が進む)舞台の海外ドラマが選ばれているようですが、それならば「ハッピー・バレー」も条件には合いそうです。

まだシーズン2を見終わっていませんが、こちらもエグい、しかし一歩間違えばあり得るかもしれない、という話になっていて、すごく見ごたえがあります。


セリフは慣れるまで、やっぱりちょっと聞きづらかったです。

普段接するBBCのアナウンサーの英語とか、映画「007」シリーズとか「キングスマン」で聞くような英語(RP)とは大分違い、かなり集中して聞いています。

でもリアルな言語という点では、日本ではよく特訓されたアナウンサーや役者さんの標準英語より聞く機会が少ないものなので、貴重なリスニング体験になると思っています。

現在はネットフリックスで視聴可能らしいので、興味ある方はぜひ見てみて下さい。

めちゃくちゃ面白いですよ。


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