ザ・メンタリスト シーズン1 第5話より:

spit on a plate
失態(諺の一部引用)


カーラを殺してはいないが、彼女が殺された時間帯のアリバイは無いと言うルーロン。

通常であれば自分の立場が不利だと察して慌てるはずだが、
彼はなぜか落ち着き払っている。

その態度に疑問を感じたチョウが問い詰めると、
ルーロンは自分なりのこの先の見通しを披露するのだった。

You know, I read that prosecutors are not real happy with juries nowadays.
知ってるか、近ごろの陪審員は扱いづらいって何かで読んだよ。(ルーロン)

Because those folks watch a lot of crime shows on TV,
皆、テレビの犯罪ドラマなんかをよく見ているせいで(ルーロン)

and they walk in there expecting every crime scene to have like, DNA, hair, whatnot.
どんな犯行現場にもDNAとか毛髪やらがあると思ってる。(ルーロン)

And if that prosecutor does not hand them the defendant’s spit on a plate,
つまりもし検察側が被告の確かな証拠を示せない限り、(ルーロン)

not guilty.
無罪ってわけ。(ルーロン)


spit on a plate はここでは「失態」と解釈しましたが、
恐らく元々は

Don’t spit in a well, you might need to drink from it later.
泉にツバを吐くな、後で飲むことになるかもしれないから。


という諺から来ていると思われます。

これは「どんな人にも礼をつくしなさい、後でどんな繋がりがあるか分からないのだから」
といった意味だそうで、これと似たものに

Don’t spit on the plate you eat from.
自分のお皿にツバを吐くな。


と言う言い方を見つけました。

意味は「礼を欠けば自分に返ってくる」といった事で、前述の諺とほぼ同じです。

これらから察するに spit on a plate とは
「礼を欠く行為=自分に不利益をもたらす失態」と解釈できますので
ルーロンの場合は「(自分が不利になる)確かな証拠」となります。


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