ザ・メンタリスト シーズン1 第16話より:
hold a grudge
根に持つ、恨みを抱く
ジェーンの目の前で爆死した男性はジェームズと言う名の証券マンで
近ごろは証券界の不況もあり、損を蒙った顧客に恨まれている可能性も出てきた。
しかしジェーンはこの犯人は自分もターゲットにしていると考え
犯人は彼の顧客ではないと推測する。
少しでも手がかりを得るため、ジェームズの妻に話を聞きに行き
そこで見つけた彼の刻印入り腕時計がジェーンの心に引っかかる。
それは自分がまだインチキ霊能者として活躍してころ、
クライアントの女性が持ってきた時計と全く同じものだったのだ。
ジェーンのインチキ時代に若干反感を持つヴァンペルトは
かつて彼が騙していた客の一人が犯人ではないかと口にするのだが・・・。
It had the same engraving on the back as James Medina’s.
ジェームズの刻印入り時計を前に霊視した事があるんだ。(ジェーン)
(中略)
I tried to see the woman’s face, recall her name.
持ち主の女性の顔と名前を思い出そうとしてるんだけど。(ジェーン)
I just can’t do it.
出来ないんだよ。(ジェーン)
But she paid you, and was hurt so badly she’s still holding a grudge.
あなたに観てもらった人が、とても傷ついて未だあなたを恨んでるのかも。(ヴァンペルト)
Well, probably.
そうね、かもしれない。(ジェーン)
The man’s blind. Go easy, maybe.
ジェーンはケガ人なんだぜ。 きつい事言うなよ。(リグズビー)
engrave 「(文字や図形を)刻印する、彫る」。
そして hold a grudge は「根に持つ、恨みを抱く」ということで
grudge は「恨み、遺恨」、それを hold 「持つ、握る」ですから
一過性の感情というより、長い間抱き続けるという感じです。
ジェーンの霊能力がインチキであったことは
彼の家族がレッド・ジョンに殺された時に広く知られたので
それがばれる前に彼の霊視を信じて大金を払っていた人が、
ずっとジェーンを恨みに思っていたのでは?ということですね。
リグズビーにはたしなめられてしまいますが、
実際こういうトラブルは意外にあるんじゃないでしょうかね。
一度、母が行きたいという占いについていったら
20分くらいで鑑定料が一万円と、なかなかのお値段でビックリしました。
お客が満足してれば良いんですが、そうでないと・・・とは思いました。