ザ・メンタリスト シーズン1 第20話より:

have(get) a screw loose
イカれてる、頭のネジが緩んでる


森で殺されたエドという男性は元マフィアで
今はFBIの証人保護プログラムに守られていた身の上と判る。

エドは所属組織の麻薬取引情報と引き換えに、身柄を守ってもらっていたが
どこからか情報が洩れ、始末されたものと見られた。

そこでエドの証言で一番不利益を蒙ると思われる
バッタリア・ファミリーの長に一人で会いにゆくジェーン。

あらかた有益な情報を引き出したので
銃で撃たれる前にその場を去ろうとするジェーンにバッタリア親分が凄むシーンからです。

Thanks for your time, Mr.Battaglia. See you later.
お時間をどうも、バッタリアさん。それでは。(ジェーン)

I’m not finished talking yet.
まだこっちの話は終わっちゃいねえぜ。(バッタリア)

I’m finished talking with you.
こちらは終わったんですよ。(ジェーン)

What are you, Al Pacino all of a sudden? People don’t act that way with me.
何だてめえ、急にアル・パチーノ気取りか? そんな態度はタダじゃ済まねえぜ。(バッタリア)

I do when there’s witnesses around.
そこら中に目撃者がいますよ。(ジェーン)

What are we gonna do? He’s got a screw loose.
どうすりゃいい? あいつイカれてやがる。(バッタリア)


all of a sudden 「いきなり、突然、急に」。

そして have(get) a screw loose は「イカれてる、頭のネジが緩んでる」ということで
イカれた人や振る舞いを表すこの表現は日本語の感覚とよく似ていますね。

それに対しバッタリアが「てめえはアル・パチーノかよ」と言っているのは
もちろん彼が「ゴッドファーザー」でマイケル・コルレオーネを演じた事に由来する言い草で
こんなセリフが出てくるあたり、マイケルに憧れている本職の方もまだまだ多いのでしょうか。

「ゴッドファーザー」で描かれるマイケルの私生活は散々なものですが
確かにいちマフィアとしては、頂点を極めたと言えるほどの成功を収めますから
(その対比がまたグッと来るんですよね・・・)
出世物語としてはその筋の方々のお手本みたいな話かもしれませんね。

ああ、また3部作全部を見たくなりました、軽く半日はかかりますが(笑)。



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