ブレイキング・バッド シーズン3 第11話より:
out of the blue
唐突に、いきなり、突然
義弟・ハンクのリハビリ費用を負担するため
夫のドラッグビジネスに首を突っ込む決意をしたスカイラー。
弁護士・ソウルとウォルターの裏金の洗浄法について話し合うが
一向に話が折り合う気配がない。
それは彼女なりに信憑性のある方法を探したい一心からだったが
突然入り込んで来た口うるさい部外者に、ソウルはある種の危険を感じるのだった。
Hey everybody, Walt suddenly decided to invest in laser tag.
「ねえ皆、ウォルターが急にゲームセンター経営を始めるって。(スカイラー)
Just out of the blue.
いきなりね。」(スカイラー)
… Really?
・・・って正気なの?(スカイラー)
That’s what we’re supposed to tell people, our family, our friends the government?
そんな話で私たちの家族や友人やお役所を納得させろって?(スカイラー)
Let me bottom line this for you.
ここは一つはっきりさせておこう。(ソウル)
You don’t need to be involved, okay?
あんたはこの件に口を挟まなくてもいいんだ、分かるか?(ソウル)
I’ve been doing this for a lot of years successfully, believe it or not,
私はこの類の仕事を長年やってきて成功もしている、信じるかどうかは知らんが(ソウル)
without your help.
あんたの助けなしでね。(ソウル)
out of the blue は「唐突に、いきなり、突然」という意味で
この中の blue は空の青を意味しており、イメージとしては、
空から突然何か降ってきた=いきなり(物事が)起こった、という感じでしょうか。
またこれと似た表現に out of thin air 「どこからともなく」というのもあります。
bottom line は「要点、結論」ということで
Let me bottom line this for you は「あんたのためにも要点をはっきりさせよう」、
このシーンでは、お互いの立場をはっきりさせてやるよといった意味で
小うるさいスカイラーを黙らせるための一言ですね。
実際このシーンでのスカイラー役の女優さんは上手くて、
ソウルからすれば、本当に「お前は黙ってろ」と言いたくなるうっとうしさが見事です。
これはこの先も、彼女のせいで色々面倒になるんだろうな・・・という予感を
見ている側がひしひしと感じる場面でもあって、
美人なのは良いけれど、ウォルターもなかなか大変だろうなと思わされます。
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