ザ・メンタリスト シーズン2 第10話より:
push (someone) over the edge
(ショックのあまり)正気を失う、自暴自棄になる
殺されたバーニーの別居中の妻・レズリーに話を聞こうと
彼女を訪ねたリグズビーとヴァンペルトは、
銃で自殺をしようとしていたレズリーをあわてて引き留める。
そのままCBIに連行されたレズリーは、
事件の夜に彼氏と映画に出かけたが、途中で喧嘩をしてバーニーの家に行った事、
そこで夫の遺体を見つけたことを話すのだった。
She was there that night, but he was already dead?
事件の夜、彼女は現場に来た、でも夫はもう死んでたってことかしら?(リズボン)
If they were at a 10:00 movie, it adds up.
彼氏と10時からの映画に行ったんなら、辻褄は合います。(リグズビー)
She knew he was dead,
彼女は夫の死を知って、(ヴァンペルト)
that’s what pushed her over the edge.
絶望のあまり自暴自棄になった。(ヴァンペルト)
add up 「計算が合う、辻褄があう、納得がいく」。
そして push (someone) over the edge は
「(ショックのあまり)正気を失う、自暴自棄になる」ということで
push「押されて」edge 「際」を超える、ですから
崖から突き落とされるような衝撃があり、その結果、正気を失うというイメージが浮かびますね。
レズリーはすでに息子を亡くし、それが元で夫とも不仲になり
今度はその夫の死を目撃した・・・という身の上なので
思わず死にたくなる気持ちも分かるほど気の毒な女性でした。
また今回のストーリーでは、10代のジェーンと父親の関係が随所に出てきて
それが息子をプロ選手にしようと躍起になる父親達とリンクする仕掛けになっています。