ザ・メンタリスト シーズン2 第15話より:
drowning in debt
借金にあえぐ
再び殺されたジェフリーの妻に話を聞くべく、
夫妻が経営しているレストランへ赴くリズボンとジェーン。
店では彼の妻が従業員と伝票の整理をしており
その表情から経営が苦しそうなのが見て取れるのだった。
What’s up? Money troubles?
調子はどう? 店は赤字?(ジェーン)
How’d you guess?
どうしてそう思うの?(ジェフリーの妻)
Well, it’s a restaurant.
だって、レストランだもの。(ジェーン)
They always have money troubles.
どこも金繰りが苦しいはずだ。(ジェーン)
Well, this restaurant’s drowning in debt.
そうね、うちも借金にあえいでる。(ジェフリーの妻)
Jeffrey was driving this place off a cliff.
夫はかなり無謀な経営をしてたから。(ジェフリーの妻)
drowning in debt は「借金にあえぐ」。
debt 「借金、負債」に drowning 「溺れる」ということで
いかにも苦しそうな様子が伺えるフレーズです。
driving this place off a cliff 「崖から落ちそうな運転」、
つまり採算を度外視した「無謀な経営」という解釈になります。
飲食店の原価は3割と何かの本で読んだことがあります。
もし1000円のメニューなら、原価は300円、
15,000円のコースなら原価は5,000円ということで
金額だけ聞くと一見、利益を乗せ過ぎな印象も受けますが
店の維持費、従業員の給与、駐車場の賃料や電気光熱費を含めると
3割の原価をかけているのは、
むしろ良心的(食材に費用をかけている方)だという話でした。
その点ジェフリーは食材に妥協出来ないタイプで
コストを抑えることなど考えられなかった人だったんでしょうか。
美味しくて新しい料理を追求したくてシェフを目指すのに
現実に経営を軌道に乗せるには、妥協が不可欠というジレンマは
多くの料理人希望者が経験することなのだそうです。
何事も夢の裏側には苦労がつきものという事なんでしょうね。