ザ・メンタリスト シーズン3 第4話より:

full of it
でまかせばかり、嘘ばかり、たわごとを言う


モーテルで見つかった被害者はヘンリーといい、
数か月前に出所したばかりの元服役囚であったことが分かる。

さらにヘンリーには獄中でメール交換をしていた女性が居ることが判明。

その女性ベッツィーは既婚者で、何も知らない夫と共にCBIに現れると
ヘンリーは初恋の相手だったと涙ながらに告白する。

その様子をマジックミラー越しに見ていたリグズビーは
まるでヴァンペルトにあてつけるように、ベッツィーの白々しさをなじるのだった。

Why did you reach out to him?
どうして彼に連絡を?(リズボン)

Yeah, why did you?
そうだよ、どうしてだ?(ベッツィーの夫)

You’ve had a first love, right?
初恋の経験あるでしょう?(ベッツィー)

You know that feeling? It never really goes away, not totally.
分かるでしょう、その気持ち? いつまでも心のどこかに残る。(ベッツィー)

(中略 初恋相手の被害者に送った情熱的なメールを読み上げるリズボン)

Okay, stop! All right? Why are you doing this to me?
もうやめて! どうして私にこんな事するの?(ベッツィー)

My husband is sitting right here!
夫が隣に座ってるのよ!(ベッツィー)

I’m sorry, I’m so sorry…
あなた、本当にごめんなさい・・・。(ベッツィー)

…She is so full of it.
・・・全くふざけた女だ。(リグズビー)

What? She wrote some stuff to a guy. There’s worse crimes.
何でよ? ちょっとメールを送っただけよ。 犯罪じゃない。(ヴァンペルト)


reach out to~「~と接触する、~と心を通わせる」。

go away「立ち去る、消え去る、行ってしまう」。

totally「完全に、すっかり」。

It never really goes away, not totally([初恋の感情は]本当には消え去らない、完全には)
=「いつまでも心のどこかに残る」。

そして full of it は「でまかせばかり、嘘ばかり、たわごとを言う」という意味で
ここでは「ふざけた態度」という解釈になっています。

別にヴァンペルトはリグズビーとオロフリンに二股をかけてはいないのですが
どうも勝手に裏切られた気分になっているのか、職場恋愛は後が大変だ・・・(笑)。

まあ女性の涙は水戸黄門の印籠みたいなところもありますから
男性からすればずるいなあ~となるかもしれませんね。



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