ザ・メンタリスト シーズン3 第4話より:
I owe you one
一つ借りを作る、恩に着る
とあるモーテルで事件が起こり、CBIが捜査に向かうことに。
しかしいつもなら率先して出動するはずのヴァンペルトが
困ったような顔をしていることにリグズビーが気づく。
理由を尋ねると、彼女はランチの約束があると言い
それなら自分が代わると笑顔で申し出るリグズビー。
だが彼の笑顔は、彼女を迎えに来たオロフリンを見てこわばってしまう。
ヴァンペルトとはすでに別れてはいるが、まだ気持ちが残っているのか、
その場に固まるリグズビーをチョウがぶっきらぼうに慰める。
Hey, what’s the matter?
ん、どうしたんだい?(リグズビー)
Oh, I had a lunch appointment.
実は、ランチの約束があったの。(ヴァンペルト)
Well, I can drive to Lodi with Cho.
そうか、なら俺がチョウと行ってくるよ。(リグズビー)
(中略)
I’ll clear it with Lisbon.
リズボンには俺から言っとくから。(リグズビー)
You know, you go do your lunch thing.
君はその、ランチに行って来いよ。(リグズビー)
(中略)
Thank you so much! I owe you one.
ありがとう! 一つ借りね。(ヴァンペルト)
…It’s okay. We’ll stop for Big Gulps.
・・・大丈夫だ。俺たちはコンビニに寄ろう。(チョウ)
clear with 「了承を得る、承認をもらう」。
リグズビーのセリフ、I’ll clear it with Lisbon
「その件(it)は、自分からリズボンに了承を得ておくよ」は
そのまま名前を入れ替えて、色々な場で使えそうな文章ですね。
そして I owe you one は「一つ借りを作る、恩に着る」という意味で
こうした自分の事を誰かに代わってもらったときや
ピンチの場面で助けてもらったときなど、
ただの thank you 以上に感謝の意を上乗せして伝えられる表現です。
また逆に、相手に恩を着せたいとき(笑)、
ガッツリひと肌脱いであげたことをアピールしたいときは
You owe me one 「一つ貸しだからね」という表現も使えます。
gulp「がぶ飲み、ごくごく飲む」。
最後のチョウのセリフにある Big Gulps は
コンビニで売っている大容量カップの飲み物+軽食セットを指すと思われます。
まあ色気も何もない、手軽なコンビニ飯といったところでしょうか。
ヴァンペルトは美男美女で素敵なランチデート、自分はマッチョで不愛想なチョウとコンビニ飯・・・
リグズビーが落ち込むのも分かります。