ザ・メンタリスト シーズン2 第5話より:
over the top
度を超す、やり過ぎ
捜査を進めるうち、ベックワース邸のどこかに財宝が隠されているという言い伝えがあり
元の持ち主や地元の人間たちが、新しい居住者が来る前に
それを探そうと画策していた可能性が浮上する。
例によって真犯人をおびき出すべく、
容疑者たちを屋敷に集め、一芝居打つリズボンとジェーン。
だがつい芝居に熱が入ったリズボンが彼女らしくない罵り言葉を吐き、
ジェーンは思わず面喰ってしまう。
Nobody gets in this place, especially Jane.
全員ここは立ち入り禁止、特にジェーンは。(リズボン)
Understood? Everybody out!
分かったわね? さあみんな退出して!(リズボン)
Lisbon, this…
リズボン、あのね・・・・(ジェーン)
Bite me! We’re done for the night.
だまらっしゃい! 今夜はここまでよ。(リズボン)
…Bite me?
・・・だまらっしゃい?
It’s too much?
やりすぎ?(リズボン)
Uh, a smidge, worked.
そうね、若干、うまく行ったけどさ。(ジェーン)
It’s fine, just a little over the top.
別にいいんだ、ただちょっと度が過ぎてた。(ジェーン)
bite me 「ふざけんな、くたばれ、黙れ」、
良識ある大人が口にするのは憚られる、ののしり言葉の一つです。
勢い余ってつい口から出ちゃったという感じですが
リズボンもそのあとすぐにシマッタ、という表情を見せます。
smidge 「(目で見えるかどうか位の)ほんの少し」。
そして over the top は「度を超す、やり過ぎ」ということで
やはり思い出すのは、スタローンの腕相撲映画で(笑)
確か子供のころ、よくテレビでやっていました。
妻子を捨てて、気ままな暮らしを送っていたスタローンが
観客に囲まれた腕相撲のガチ試合(アメリカで盛んなの??)に参加しながら
息子との絆を取り戻していく・・・というストーリーで
己の限界を超えて戦い抜く、それが over the top というタイトルの表すところだと思っています。
腕相撲版ロッキーといった映画で、そんなにヒネりのきいたストーリーではないですが
元気をもらえる良い映画でした。