ザ・メンタリスト シーズン1 第22話より:
pants on fire
慌てふためく、ドキっとする、尻に火がつく
問題児の更生を目的としたブライトアーチ校の生徒たちに
殺されたジャスティンについて聞き込みを続けたジェーンは
学校に代々伝わる怪談「森に住むザカライア」の話を耳にする。
ザカライアは、言う事を聞かない人間を斧で無残に切り刻む魔人で
この生徒たちの恐れる怪談話には、誰か大人の思惑が潜んでいると考えたジェーンは
ザカライアとは本当は誰なのか、校長に単刀直入に尋ねるのだが・・・。
Never heard of him. Who is he?
そんな人は聞いたことがない。誰なんですか?(校長)
Liar.
ウソだ。(ジェーン)
Liar?
ウソ?(校長)
Pants on fire. They’re ablaze.
ドキっとしたでしょ。明らかに。(ジェーン)
… I want to cooperate with you people.
・・・あなた方に協力したいのは山々です。(校長)
But this man is trying to I don’t know what he is trying to do, but I resent it.
だがこの人は、一体何をしたいのが知らんが、不愉快ですよ。(校長)
pants on fire は「慌てふためく、ドキっとする、尻に火がつく」ということで
今回のように Liar と合わせると
Liar, liar, pants on fire!
嘘つきのお尻には火がつくよ!
という子供たちに定番のはやし言葉になり、
ジェーンのセリフもこれを意識してのことだと思います。
pants on fire は「慌てふためく、ドキっとする、尻に火がつく」という意味ですが
上記のはやし言葉にちなんで「嘘つき」を表すことも多いようです。
resent 「腹を立てる、不愉快に感じる、恨む」、
これは angry とよく似た意味ですが、angry が瞬間的な、感情的な怒りを表すのに対し
resent には「その時の怒りを持続させる」という意味が含まれており
その結果「恨む」という意味にも繋がってきます。
angry は本能的にカッとなる行為を示し、
resent はその怒りを持ち続ける行為を示すという違いがあります。
今回の場合、校長は前日にもジェーンに不愉快な思いをさせられ
また翌日にも同じく気分を害されたので、一過性の angry というよりも
持続的な resent 「恨み」という事になるのだと思います。