ゴシップガール シーズン1 第9話より:

impose
(好意に)つけ込む、(要求などを)無理強いする、負担を負わせる


セリーナが寂しいサンクスギビングを過ごすと聞いて
ダンは彼女の家族みんなを夕食に招く。

約束の時間にセリーナの住むホテルに迎えに行くと
セリーナの母・リリーは体調を理由に自分は遠慮するというのだが・・・。

My mom sicked out because she didn’t want to be imposing.
ママったら体調を口実に行かないって、負担をかけたくないって。(セリーナ)

You know what? I am fine just curling up and reading a good book.
私はソファで丸まって本を読んでいられればそれで充分なのよ。(リリー)

(中略)

I’m not taking no for an answer.
行かないなんて答えは無しですよ。(ダン)

In fact, I’m not even asking. You are coming with us.
そもそも聞いてもいませんし。 あなたをお連れします。(ダン)

I’m adult-napping you.
僕は皆を誘拐しに来たんです。(ダン)


sick out「病欠、(体調を口実に)欠席する」。

そして impose は「(好意に)つけ込む、(要求などを)無理強いする、負担を負わせる」。

このシーンのニュアンスでは「こちらの事情のせいでダンに迷惑をかける」
「招待を無理強いさせる」という感じで、それが嫌だから行かないと言っています。

リリーは本当は別の理由で遠慮しているのですが、
実際普段の生活で、この「ご迷惑になるといけないので」というニュアンスを
伝えたいことってありますよね。

そういう時に、このシーンのセリフが使えると思います。

例えば「もう遅いので泊まっていかれたらどうですか?」とか
「食事を一緒にいかがですか?」などと聞かれ、迷惑をかけそうだと思ったら
impose on「やっかいをかける」を用いて

Well, thank you, but I don’t want to impose on you, so…
ありがとうございます、でもご迷惑になるので・・・


という感じで「負担をかけたくない」事をやんわりと伝えられそうです。

そして次のダンのセリフ、
I’m not taking no for an answer(ノーという返事は受け取らない)
というのは逆に、相手が気を使って断っているなと思ったとき
「本当に来て欲しい、申し出を受けて欲しい」という気持ちを伝える一言です。

ダンのように、笑顔かつ茶目っ気ある感じでこれを言えば、
「そんな、ノーなんて言わないで」という感じで
心から誘いを受けて欲しいと思っている事が伝わると思います。

このシーンのやり取りは、招待の多いホリデーシーズンに使えそうなセリフが
ギュっと詰まっている感じですね。



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