ゴシップガール シーズン1 第13話より:

talk some sense into~
~に分別を説く、~に道理を分からせる


セリーナが買っているところをスクープされた妊娠検査薬は
実は生理が遅れているというブレアのための物であった。

チャックとブレアが何度が関係している事と聞いていたセリーナは
心配で仕方なく、早くテストをして欲しかったのだが
ブレアは体調のせいだとセリーナの進言を受け止めようとしない。

そこでセリーナは、父になるかもしれないチャックにブレアの事を伝えるが
彼自身は避妊を万全にしているとその可能性を否定、
更にネイトの子ではないかと言う。

ついこの間までヴァージンだったブレアの行状に驚いたセリーナは
あわてて彼女の元に真偽を確かめに行くのだった。

I can’t believe you didn’t tell me about you and Nate.
ネイトとの事を私に教えてくれなかったなんて信じられない。(セリーナ)

What did he say?
彼は何て言ったの?(ブレア)

Nothing. Chuck did, when I went to see him.
ネイトじゃない。 チャックから聞いた、彼に会った時にね。(セリーナ)

Because I thought maybe he could talk some sense into you.
もしかしてチャックなら、あなたを説得出来るかと思って。(セリーナ)

You had no right to do that!
あなたが勝手なマネしないで!(ブレア)


talk some sense into~ は「~に分別を説く、~に道理を分からせる」。

sense には“センスが良い”という場合の「感覚」を表すほかに
「分別、物の道理、常識」と言った意味もあり、今回は後者の意味で用いられています。
それに「~を説得する、~を促す」を意味する talk into~ が合体し
「~に分別を説く、~に道理を分からせる」となります。

まあチャックは意外としっかり者っぽい(ちゃんと避妊を忘れてないし)ので
セリーナの人選は悪くなかったかもしれませんが、
勝手に話をされて、ブレアとしては面白くないのも分かります。

そこで You had no right to do that(あなたにそんな事をする権利は無い)、
つまり「勝手なマネしないで」となってしまいました。

セリーナは天然ちゃんなんでしょうね(でなかったら怖い~)、
あなたのため、と言って段々ブレアを追い込んでいる気がしますが(笑)。

セリーナのように善意で周囲をかき回す、というのは
気持ちは有難いんですが、一番困っちゃうんですよね。

もし結婚なんて事になったら、ダンは苦労しそうですよ、これは。



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