ゴシップガール シーズン2 第1話より:

slip up
うっかり間違える


ブレアの新恋人・ジェームズを昼食に招き、品定めをするチャック。

様々な質問を繰り出しながら、ジェームズを探ってみると
出身大学の話に矛盾がある事に気づく。

チャックはこの点をブレアに告げ、
奴は財産狙いのペテン師に違いないと警告するが、彼女は聞く耳を持たない。

そこでチャックはブレアに内緒で、私立探偵に彼の素性を調べさせるのだが・・・。

I haven’t been honest with you.
僕は君に嘘をついていた。(ジェームズ)

Okay, spill it.
いいわ、白状なさい。(ブレア)

I don’t go to Georgetown or Princeton or any school for that matter.
僕はジョージタウンにもプリンストンにも行ってない。(ジェームズ)

I’m afraid I slipped up on that detail.
残念ながら、その点で僕の詰めが甘かったようだね。(ジェームズ)

My name is actually Marcus Beaton.
本当の名前はマーカス・ビートン。(ジェームズ)

I’m British and a Lord.
英国人で、貴族なんだ。(ジェームズ)


spill it(白状しなさい)は、
it「それ」を、spill「こぼす、流す、(秘密を)ばらす」=「白状しろ」。

そして slip up は「うっかり間違える」、
例えば凍った道路など、予期せぬ場所でうっかり足をすくわれて転ぶような、
想定外のミスを犯すといった意味になります。

lord 「主人、支配者、貴族」。

詩人のバイロン卿(Lord Byron)、スターウォーズのベイダー卿(Lord Vader)などと同じく
何とジェームズことマーカスは、貴族の称号 Lord を持つ身でありました。

ドラマではブレアが本人からそれを聞くシーンと、
チャックが探偵から報告を受け「まじかよ・・・」という顔をするシーンが重なります。

知らずに付き合っていた人が実は貴族、って
何だかもう少女マンガみたいな展開になってきましたが
イギリスには今も特権階級の人々が本当に居るんですね。

私も知り合いのつてで行ったロンドンの日本食レストランで、
オーナーさんから英国貴族のおじいさんに紹介してもらった事がありました。

その方は日本食が大好きで、毎日のようにそのレストランに来ているとのことで
白髪に鉤鼻、ネクタイとスーツ、ウールのコート、帽子、木製のステッキと
イメージ通りの“英国貴族”の姿で、一介の留学生にも優しく挨拶をして下さったので
その時はとても感激したのを覚えています。



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