ゴシップガール シーズン2 第2話より:

keep one’s chin up
落ち込まない、元気を出す、くじけない


ヴァネッサと別れたネイトは、ハンプトンで人妻との火遊びを楽しんでいる。

夏中、同じくフリーの身であったセリーナを隠れ蓑にして逢瀬を重ねていたが、
セリーナは一足先にハンプトンを去り、ネイトも早めに街に戻ることにする。

その事を母・アンに告げに行くと、実は今、ネイト一家のNYの邸宅が
FBIの差し押さえにあっていると知らされる。

彼の父の国外逃亡に加担した容疑で、母の資産も凍結されていると打ち明けられ
何も知らされていなかったネイトはショックを受ける。

I can’t believe you knew all this and you didn’t say anything.
知ってて僕にずっと黙ってたなんて信じられない。(ネイト)

All summer, I kept hoping I could make it go away, and maybe I still can,
夏の間中、どうにか出来ればと思ってたの、まだ出来るかもしれない、(ネイトの母)

which is why I need you to keep your chin up,
だからあなたも落ち込まないで、(ネイトの母)

and trust that your mother’s got this handled.
母さんを信じて欲しいの。(ネイトの母)


keep one’s chin up は直訳すると「あごを上げて(うつむかないで)」、
それが転じて「落ち込まない、元気を出す、くじけない」という意味になります。

“お金が無いことは恥ずかしい事”というのがアンを含めた上流階級の考え方のようで
映画「タイタニック」にも“お金が無い事を周囲に悟られないように”というシーンが、
また最近では「ダウントン・アビー」にも似た描写があったと思います。

とにかく資産の差し押さえ、凍結により、逃亡者の居場所を吐かせるのがFBIの目的であり
落ちぶれても口をつぐむか、それとも耐えきれず居場所を教えてしまうのか、
ネイトとお母さんには厳しい事情が待ち受けているようです。

handle 「(ある状況を)さばく、取り扱う、操縦する」。

ここでは、経済的なピンチをお母さんがどうにかさばいてみせる(と信じて欲しい)、
と言っています。

しかし生まれながらのお嬢様である母に、ネイトは不安を感じているようです。



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