ゴシップガール シーズン2 第5話より:

go down the rabbit hole
(ドラッグで)ハイになる、(日常生活、本筋から)逸脱する


ダンは小説家を目指し、プロの作家から指導を受けているのだが
作風に変化がないと酷評されてしまう。

彼はダンに何か新しい経験をして、引き出しを増やすよう助言する。

早速その助言を実行したいダンは、
自分の考え得る範囲で最も刺激的な男、チャックに狙いをつけ
一日だけ彼の世界を経験させてほしいと頼む。

するとちょうど退屈していたチャックは、ダンを行きつけのバーに連れて行き
彼に強い酒のショットをすすめ、怪しげなクスリを差しだすのだった。

All right. Pass me the shots.
分かったよ。 ショットをくれ。(ダン)

The liquor’s just a chaser.
酒はただのチェイサーだ。(クスリを差しだすチャック)

What is that?
それは?(ダン)

Does it matter? Go down the rabbit hole or go out the door.
気になるか? これでぶっ飛ぶか、さもなきゃここから出ていけ。(チャック)


go down the rabbit hole は「(ドラッグで)ハイになる、(日常生活、本筋から)逸脱する」。

直訳すると「ウサギの穴に落ちる」、
この言葉は「不思議の国のアリス」から派生したもので
ウサギの穴の先には、幻想的な世界が広がっていた事から
「ハイになる(クスリで幻想を見る)」、
または「(日常・本筋・常識などから)逸脱する」という意味になったようです。

いずれの場合も共通しているイメージは、
「未知の世界・状態に飛びこむ、通常から異常へ」といった事で
前後の文脈により、ズバリとあてはまる訳は異なってくると思います。

ここではダンの望んでいる事を察したチャックが
“ぶっ飛んだ世界”に彼を誘おうとしているようです。



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