ゴシップガール シーズン2 第5話より:

out of habit
習慣から、癖で


セリーナが学園の女王に返り咲き、
ブレアは仲間からの関心を急速に失っていた。

そこでどうにか女王の座を奪い返すべく、
母親のファッションショーの上席に皆を誘うが、あっけなくフラれてしまう。

その様子を物陰から見ていたチャックはブレアをからかうが
自分こそ真の友達なんか居ないくせに・・・と返り討ちにあってしまう。

Watching you fail spectacularly gives me so much joy.
君の見事な大失敗を見るのは最高に楽しいな。(チャック)

And you know what you give to everyone, Chuck? Misery.
あなたと一緒にいるとね、チャック? 不愉快になるのよ。(ブレア)

There’s a reason you’re always out here alone.
だからいつでも独りぼっちなのね。(ブレア)

Nate just happens to be away at his grandparents’.
ネイトは今、祖父母のところに行ってるだけだ。(チャック)

Nate’s only friends with you out of habit.
ネイトはただ習慣として友達で居てくれるだけよ。(ブレア)


spectacularly 「華麗に、見事に」。

misery 「惨めさ、苦しみ、不幸」。

what you give to everyone(あなたが皆に与えるもの)は、misery「惨めさ」、
つまり「あなたと一緒にいると惨めな気分にさせられる」、
すなわち「チャックと居ると不愉快になる」という解釈になっています。

そして out of habit は「習慣から、癖で」、
out of~「~から、~によって」habit「習慣、クセ」ということで
この out of~ の意味が「~の外側」では無いと分かれば簡単ですね。

only friends with you out of habit(ただ習慣として友達で居てくれる)、
チャックとネイトは幼い頃から一緒だったので、それが続いているだけで
あなた自身に魅力があるわけではない、とブレアは言っています。

結構キツい物言いですが、ある意味チャックに甘えているというか、
心を許しているからこその暴言(?)なんでしょうね。

チャックもブレアのキツさは分かっているはずなのに
いちいちハッとしたような顔で、密かに傷ついているらしいのが可愛く思えてきました(笑)。



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