ホワイトカラー シーズン5 第6話より:
go easy on~
~を大目に見る、~に手加減する、~を控え目にする
精度の高い偽造パスポートの出所を探っていたピーターとニールは
セルゲイというロシア人に行き着く。
彼にはフィギュアスケーターの婚約者・カーチャがおり
セルゲイの偽造組織の内情を調べるため
ピーターはカーチャのコーチとしてセルゲイの組織に入り込むことに。
一夜漬けで妻・エリザベスから伝授されたフィギュアスケーティングの知識を駆使して
どうにかセルゲイにプロのコーチであることを信じ込ませようとするシーンからです。
Not bad. But not perfect either.
悪くない。しかし完璧ともいえないな。(ピーター)
In competition, you gotta be flawless.
試合では、完璧でなければならない。(ピーター)
We’ll keep working on it.
さらに練習を続けよう。(ピーター)
Don’t go easy on her.
カーチャに手加減は無用だぜ。(セルゲイ)
She needs to learn discipline.
彼女は自制心を学ぶ必要があるからな。(セルゲイ)
「完璧」という訳を perfect と flawless の両方に当てはめましたが
正確には flawless は flaw 「欠点、弱点、欠陥、傷」が無い、という意味で
ダイヤモンドのレーティングなどで耳にするかと思います。
ということは、現状ではカーチャのスケーティングには弱点があり、
それを無くさなければならない、というわけです。
そして go easy on~ は「~を大目に見る、~に手加減する、~を控え目にする」ということで
ここではカーチャに優しくしなくて良い、厳しくやってくれ、となります。
discipline 「規律、訓練、鍛錬、自制心」。