ゴシップガール シーズン1 第14話より:
rub it in
(不快な話を)蒸し返す、しつこく話題にする
ジェニーの誕生日会をめぐり、
仲良しグループの座を追われたブレアの策略が動き出す。
一方ジェニーは自身の誕生日会に着ていくドレスが無く
それを買うお金も無いため、質屋通いを繰り返していた。
そしてある日、質草が尽きてしまった彼女は
仲間の家のクローゼットから高価なドレスを無断で持ち去ってしまう。
それを質草に高級ブランドのドレスを手に入れたジェニーだったが
まさかの誕生日会当日、そのことが父も含めた皆の前でばれてしまうのだった。
外出から戻ったばかりで、何も知らないダンは
誕生日会の後片付けをしている父の様子がおかしい事に気づく。
Hey. Who turned 12?
やあ。12歳になった子は誰?(ダン)
Oh, please don’t rub it in.
なあ、頼むから蒸し返さないでくれ。(ルーファス)
Dad, what happened?
父さん、どうしたの?(ダン)
(ジェニーの部屋に入るダン)
Hey. you okay? You wanna tell me why you needed to borrow $8,000?
おい大丈夫か? 8000ドルを借りたい理由を俺に話してみるかい?(ダン)
(中略)
…Just got in way over my head.
・・・もう私の手に負えなくなっちゃった。(ジェニー)
rub it in は「(不快な話を)蒸し返す、しつこく話題にする」。
it は“話題にしてほしくない不快な事”を表し、
rub は「こする、摩擦する、すりつける」ですから
直訳すると「(それを)すりつける」=「(不快な話を)蒸し返す」となります。
over one’s head 「(その人の)理解の範囲を超えている、手に負えない」。
ジェニーは way over my head 、way「はるかに遠く」を付け加えて
「自分の手をはるかに超えて」と言っています。
友人の家に遊びに行った時、
広いウォークインクローゼットに何百着とドレスがあるのを見て
出来心が芽生えてしまったジェニーなんですが
事もあろうに超高額の一着を持って来てしまいます。
まあドレスを見る目はあるんでしょうが・・・
娘が人様の物に手を付けたと知ったルーファスが悲しそうで気の毒な回でした。