「英語を好きな気持ち」は麻酔薬

楽天リサーチが、20代から60台の男女1000人を対象に2016年に行ったアンケートによると、「英語の勉強が嫌い」な方の割合は43.9％、「英語の勉強が好き」な方の割合、21.3％のおよそ倍という結果だったそうです。

まあ「勉強」と言われてしまうと、好きな人の割合が減るのは仕方ありません。

私も嫌いです（笑）。

でもこと英語に限ってみると、私のやっている事は、自分にとって何に当たるんだろう？と考えてみると「勉強」というより「趣味」に近いと思いました。

・毎日英語のドラマ、映画、ニュース・・・何でも良いので１時間は聞く
・ウェブサイト、書籍、雑誌等の英文を読む

この２つはほぼ毎日、習慣づいています。

しかしどうでしょう、これって、傍から見れば「英語の勉強」と言える内容かもしれず、見る人によっては、私は毎日「英語の勉強」を１時間以上はしている事にななるかもしれません。

更にありがたい事に、私はそれをする事が楽しいし、好きなのです。

要はどんな事でも、ここまでいくと楽しいし、苦痛ではなくなるのです。

私がリサーチ結果を見て感じたのは、その事でした。

もし英語を身につける必要があるのに、その過程が苦痛だとか、どうしてもやる気になれないという場合は、どこから英語に接点を持つか？をよく考えて方法を選ぶ事で、大分印象が変わり、英語を楽しめる可能性が高くなると思います。

英語との接点をどこから持ちたいか？

私がその意味でおすすめするのは、やはりエンターテイメントから英語に触れる事です。

私自身がそうでしたし、今でもエンターテイメントを接点に英語につながり続けています。

しかし洋画や海外ドラマに馴染みが深くない方の場合は、じゃあまず何を見たら良いの？という事になりますよね。

その場合は、３つの選び方があって

１．興味が惹かれる、または感情移入出来るストーリーやキャラクターの作品
２．彼氏、彼女になりたいような好みの人が出ている作品
３．理想とするキャラクターが出て来る作品

これらを基準に選んでみると良いと思います。

参考までに私の場合は・・・

１．興味が惹かれる、または感情移入出来るストーリーやキャラクターの作品

・スーパーナチュラル

私は“ムー民”（月刊ムーの愛読者）ですので、天使と悪魔、あの世とこの世、超常現象、オカルト儀式、都市伝説等々がテーマの本作品はどストライクです（笑）。


・ホワイトカラー

まず主役の元天才詐欺師・ニールと、相棒のFBI捜査官・ピーターの関係性が魅力的です。

犯罪捜査物ですが、全体に品が良くスマートで「メンタリスト」のような猟奇的なシーンもありません。

何よりシーズン６まで、全てのエピソードが素晴らしくて、今まで見てきた海外ドラマ作品の中で私のベスト１です。

２．彼氏、彼女になりたいような好みの人が出ている作品

・ゴシップガール　チャック・バス

まあ「花男」の道明寺のアメリカ版みたいな人ですが、そもそも道明寺が好きなので、チャックもやっぱり好きなんですね、面倒臭そうですが（笑）。

シーズン後半にいくほど魅力的に描かれるようになったキャラです。

３．理想とするキャラクターが出て来る作品

・ホワイトカラー　エリザベス・バーク

主人公ニールの相棒・ピーターの妻で、キャリアウーマンであり、FBI捜査官の夫を支える妻でもあり、人付き合いが上手くて料理も上手、思いやりがあって周囲への気配りも欠かさない・・・と、何だかこう書くと無理だなやっぱり（笑）、あくまでも理想です。


ちなみに上記作品は、Amazon プライムビデオ の30日間無料体験登録で、今すぐ見られます（スーパーナチュラルのみ有料）。

コツは多分「英語を楽しいと思えるようにする事」

・・・と、こんな感じで楽しめる作品を見ているだけでも、何もしないよりはずっと英語力の蓄積が出来てくると思います。

最初はただ楽しく見ているだけでも良く、そうしているうちに段々、もっとセリフをしっかり知りたくなってきたり、現実に自分もあんな風に会話をしたいと感じてくるものです。

そうなったら今度は目的に見合った教材で、誰に強制されるでもなく、いわゆる「英語学習」と呼ばれる事を始めたくなってきます。

本人とすればそれは苦痛ではなく、楽しいからやっているだけの事なんですが、傍から見ると「あの人はよく勉強してるね」というような状態になってきます。

これが理想的な「勉強」ではないかと、個人的には思います。

またそうでないと、恐らく長くは続けられません。

ですから本当のコツ、肝は多分「英語を楽しいと思えるようにする事」。

題材は何でも構いません。

この状態に、如何に自分を上手く持っていくかが最重要だと思います。


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