「PREACHER/プリーチャー」シーズン1 第9話より:

have egg on one’s face
面目を失う、バツの悪い思いをする、恥をさらす


牧師・ジェシーは例の不思議な力を使って
町の支配者・クインキャノンを意のままに動かそうとしたが
実は彼はクリスチャンでは無かったために、ジェシーの力が効かない。

その事にジェシーが気づいた時には、すでに時遅し。

クインキャノンの策略によって、
ジェシーは父から受けついた教会と周辺の土地を騙し取られてしまう。

さらに銃でクインキャノンの手下に怪我を負わせてしまい
ジェシーは逮捕。

だが輸送中のパトカーから逃亡をはかり、行方知れずになっていた。

「今度の日曜に、教会で本当の神を呼び出してみせる」と言い残して・・・。

You hear about Jesse Custer? He absconded.
ジェシーの件を聞きました? 逃亡したそうです。(ドニー)

(中略)

Jesse’ll be at church on Sunday.
ジェシーは日曜に教会に来るさ。(クインキャノン)

You bet your life on it.
賭けてもいい。(クインキャノン)

(中略)

He’s gonna stand in front of the whole town with egg on his face,
町のみんなの前で面目を失い、(クインキャノン)

and he’s gonna denounce God,
神を公然と非難し(クインキャノン)

and the greatest lie ever told’s gonna get untold.
自分のついた大嘘を取り消すことになるだろう。(クインキャノン)


abscond「(逮捕、訴追を逃れるべく)姿をくらます、失踪する」。

そして have egg on one’s face は「面目を失う、バツの悪い思いをする、恥をさらす」。

直訳すると「顔に卵をつけている」、これがなぜ「面目を失う」になるのか?

この由来には3つの説があるようで、

1.その昔、下手な役者はお客から卵を投げつけられ、舞台を退場させられていたから
2.マナーが悪い粗忽な人は、食事中に口の周りに卵をつけることが多かったため
3.農家の犬が、飼い主の目を盗んで卵を盗み食いすると、
口の周りについた卵で結局バレてしまうことから

どれももっともらしい説ですが、3の犬の話が有力じゃないかという話でした。

盗み食いが顔についた卵のせいで、はからずもバレてしまう
=「面目を失う、バツが悪い」、なるほどしっくり来ますね(笑)。

denounce「弾劾する、(公然と)非難する」。

今も毛皮を着ているセレブとか試合に負けたサッカーチームなどに、
卵をぶつけるという抗議の仕方がありますが、
あれも egg on one’s face から来ている行動なのかもしれませんね。

ちょうど鳥インフルエンザの影響なのか、
卵が10%も値上がりしていてビックリしているところです。

考えてみれば、卵だって鶏が命を削って生んでくれているんだから
人にぶつけて無駄にするより、大事にいただかなきゃいけませんよね。


※「PREACHER/プリーチャー」は Amazonプライムで視聴出来ます。


30日間無料体験ありAmazonプライムで今すぐ視聴! >>




Amazonプライムをフル活用した英会話