ザ・メンタリスト シーズン5 第19話より:

off the wagon
(禁酒中の人が)酒に手を出す、禁酒を破る


以前は大金持ちで街全体を仕切っていたホリスだったが
亡くなる前には資産を切り売りするほど落ちぶれており
その原因を探るべく、CBIは彼の妻・ジョアンナに話を聞くことに。

彼女によれば、ホリスはこの20年守ってきた禁酒の誓いを
事件の一ヶ月ほど前から破り出し、急にまた酒を飲み始めたという。

He was sober for 20 years.
夫は20年間禁酒を守ってきたのに。(ジョアンナ)

A month ago, he fell off the wagon, and he could be a mean drunk.
一ヶ月ほど前からまた飲み始めて、たちの悪い酔っ払いに。(ジョアンナ)

Did he hit you?
あなたを殴った?(ヴァンペルト)

No.
いいえ。(ジョアンナ)

No? Okay. What could have caused him to start drinking again?
そう。 なぜまた飲み始めたのかしら?(ヴァンペルト)

Well, he had his triggers.
前は彼なりのきっかけがあったの。(ジョアンナ)

But his father’s been dead a long time.
けどその原因の父親は随分前に亡くなった。(ジョアンナ)


sober「しらふの、酒を飲んでいない、真面目な」。

そして off the wagon は「(禁酒中の人が)酒に手を出す、禁酒を破る」。

直訳すると「ワゴンから降りる」、これがなぜ「禁酒を破る」なのか?

これは元々は off the water wagon「散水車から降りる」から
water が省略されて今に残ったフレーズで
その昔(禁酒法の時代という説あり)、禁酒を誓った人が酒を飲みたくなったら
water wagon「散水車」によじ登って水を飲み、酒への欲求を凌いでいたそうです。

そこから water wagon に乗っている間は禁酒が続いていることを意味し、
water wagon から降りることは、禁酒を破ることを意味するようになったそうで
実際に on the wagon は「禁酒をしている」という意味で現在も使われています。

・off the wagon(ワゴンから降りる)=「禁酒を破る」
・on the wagon(ワゴンに乗っている)=「禁酒をしている」

ということで、両方まとめて覚えておきたいですね。

mean drunk「酒癖の悪い人、酔ってからむ人」。

trigger「引き金、(物事の)きっかけ、はずみ」。


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