スタートアップ シーズン1 第3話より:

get one’s bearings
(その人の)いる位置を知る、置かれた状況を悟る


銀行員ニックの父を追うFBI捜査官・ラスクは
新任捜査官のマディを高いビルの屋上に連れて行き
マイアミの街の事情を説明する。

Brickell, Miami’s shiny new financial district.
あれはブリッケル、マイアミの新しい金融街。(ラスク)

You thought Wall Street was sleazy? Jesus.
君はウォール街は薄汚れてると思ってるだろ? とんでもない。(ラスク)

Try pulling a few recent files on Brickell.
ブリッケルのファイルを少し覗いてみるといい。(ラスク)

(中略)

That’s Hialeah.
あっちはハイアリア。(ラスク)

Biggest population of Cubans outside of Cuba itself.
キューバ人がとてつもなく多い。(ラスク)

(中略)

That’s Little Haiti, some of the most desperate people in all of Miami-Dade.
向こうはリトル・ハイチ、マイアミデイド郡の絶望の街。(ラスク)

Drugs, gangs, turf wars, poverty all day, every day.
ドラッグ、ギャングの抗争、貧困があふれかえってる。(ラスク)

So, you got your bearings?
どうだ、把握できたか?(ラスク)

Almost.
大体は。(マディ)

(中略)

What does a banker from Brickell, a hacker from Hialeah,
それじゃブリッケルの銀行員、ハイアリアのハッカー、(ラスク)

and a thug from Little Haiti have in common?
リトル・ハイチのギャングの共通点は?(ラスク)

I don’t know.
分かりません。(マディ)

Me neither. But once we do, that’s where the money went.
私もだ。だがそれが分かれば、金の動きも掴める。(ラスク)


sleazy「いかがわしい、低俗な、安っぽい」。

desperate「自暴自棄の、やけっぱちの、絶望的な」。

poverty「貧困、貧乏」。

そして get one’s bearings は「(その人の)いる位置を知る、置かれた状況を悟る」。
bearing は「態度、ふるまい、(話の)趣旨・意味、方角、位置の認識」、
それを get「把握する」=「(その人の)いる位置を知る、置かれた状況を悟る」。

ここでは自分の立ち位置とマイアミの事情、その両方を把握したか?という感じでしょうか。

thug「ちんぴら、悪党、暴漢」。

have in common「共通点、共通した」。

マイアミは最近、国際的なアートイベントがたくさん開かれていて
若いアートの投資家やセレブリティなどが集まっているそうですが
その一方で、移民たちがつつましく暮らすエリアも残っている。

アメリカは光と影が本当にくっきりしてるなと思います。

こういうエリア毎の事情を知らないと、
うっかり入り込んだ観光客が危険な目に遭うってことなんでしょうね。

とりあえずマイアミについては、少し分かった気になっております。

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