ゴシップガール シーズン2 第6話より:
hunt someone down
(その人を)追い詰める、必ず見つけ出す、探しだして詰め寄る
希望する大学進学に向けた活動がスタートし、ダン、セリーナ、ブレア、ネイト、チャックは
週末にかけてイェール大学を訪問することになる。
4人は書類選考に加えてイェールの担当官と面接をするのだが
文学部志望のダンは、未だ一通しか推薦状を得ておらず
このままでは選考資料として弱いため、せめてあと一人、
有力な人物の推薦状をもらうようアドバイスをうける。
そこでダンは文学部の有力者・ジョーダンの寮室を探し当て
彼女に推薦状を書いて欲しいと頼み込むのだった。
Hi. Jordan Steele?
どうも。 ジョーダンさんですか?(ダン)
(中略)
Yeah. Um, can you come back later, maybe?
そうだけど。 その、後で出直してもらえないかしら?(ジョーダン)
I apologize for hunting you down now, but I’m desperate.
こんな風に押しかけてすみません、でも僕も必死なんです。(ダン)
I need someone to read my work and write a letter before the weekend’s out,
この週末中に、僕に推薦状を書いてくれる人が必要で、(ダン)
and I was, I was hoping you could help me.
それで、出来ればあなたにお願い出来ないかと。(ダン)
hunt someone down は「(その人を)追い詰める、必ず見つけ出す、探しだして詰め寄る」。
hunt は「狩る、狩猟する」、hunt down で「追い詰める、追って捕まえる」、
=「someone(ある人を)追って捕まえる」となります。
hunt someone down は文字通り、警察が悪人を捕まえる意味で使うこともありますが、
他にも今回のダンのように「おしかける」といった意味にもなりえます。
また親しい友人同士の間で、例えば週末のパーティーに
「絶対来てよ(あなたを捕まえて連れていくよ)」という意味であったり
メアドが変わった場合に「必ず教えるから(必ず見つけ出すから)」といった感じで
使われることもあります。
desperate「やけっぱちな、絶望的な、必死な」、
これはドラマ「デスパレートな妻たち」の desperate で
アメリカの郊外の住む“中年の危機”を迎えた主婦たちを描いた作品でした。
アメリカの名門校は、学業が優秀なのは当然として、
それ以外のプラスアルファが重要視される様子が描かれていました。
ダンはこれに備えて夏休み中、2人のプロの作家について修行をしていましたが
うち1人にしか彼の能力は評価してもらえず、そのため推薦状も一通のみ。
それがここに来て、やはり影響してきたわけで
(庶民の子弟にとっては)世界屈指の名門校のハードルの高さを感じました。
庶民の子弟にとっては、というのは学業不振なはずのセリーナの方は
早々にイェール入学許可を得るという、え~っ?という展開があったためです。
どうも裕福な子弟枠、もしくはイェール卒業生を親族に持つ子供たちの枠があるようで
セリーナは実父がイェール卒という設定です。
何かずるいわ~と思ってしまいますが、これも世の真実の一部なんでしょうね。