ザ・メンタリスト シーズン6 第10話より:
How is that?
どうしてそうなるの?、それについてどう思う?
CBIを解雇され、ジェーンのためにFBIに歯向かったリズボンは
サクラメントからワシントンに異動となり、
郊外の小さな警察署の署長を務めていた。
一方異国に逃れていたジェーンは
FBIにコンサルタントとして協力するのと引き換えに
これまでの罪を不問とする、というオファーを受け帰国。
だが異国でFBIと交わした条件面での約束を反故にされたため
一切の協力を拒否、その結果、罪人として拘置所に入れられている。
何とかジェーンを引き入れたいFBIは、
はるばるワシントンからリズボンを呼び寄せ
彼の説得に当たらせようとするが・・・。
Visitor! Splendid.
訪問客か! 素晴らしい。(ジェーン)
…Not a willing one, based on the posture.
・・・渋々来たみたいだけど。(ジェーン)
(中略)
We’re both in the same predicament.
僕らは同じ苦境にあるね。(ジェーン)
How is that? I have a home and a respected career.
どうしてよ? 私には家もあるし仕事もある。(リズボン)
You’re locked up for murder.
あなたは殺人犯として捕まってる。(リズボン)
Eh, you’re splitting hairs. We’re both trapped.
またヘリクツを。 二人とも捕われてるだろ。(ジェーン)
How am I trapped?
私が?(リズボン)
You live in Washington.
ワシントンに飛ばされてる。(ジェーン)
(中略)
Why are you being so stubborn?
何でそんなに頑固なの?(リズボン)
The F.B.I. is offering you a Get-out-of-jail-free card.
FBIの条件を飲めば釈放なのに。(リズボン)
Well, you make that sound like a good thing.
まるで良い事みたいに言うね。(ジェーン)
Isn’t it?
違うの?(リズボン)
Not on their terms.
彼らの条件ではね。(ジェーン)
If I can’t live on my terms, I’m in prison anyway.
僕の条件でなければ、結局監禁と一緒だ。(ジェーン)
splendid「素晴らしい、すごい、輝かしい」。
based on~「~に基づく」。
posture「姿勢、態度」。
based on the posture(態度に基づくと・態度から察するに)。
predicament「苦境、窮状」。
そして How is that? は「どうしてそうなるの?、それについてどう思う?」。
How is that? は状況によって、意味が変わってくる点が
ちょっとユニークな言葉だと思います。
このシーンでは、ジェーンが二人とも同じような苦境だというのに対して
How is that?「どうして(そうなるの)?」という意味です。
もう一つは例えば友達に料理を作ってあげた、
それを食べている友達に How is that? と尋ねたなら
その意味は「お味はどう?」となります。
つまり状況によって that の意味する事が変わり
その都度全体の意味も変わってくるのですね。
このシーンでの How is that? は「なんでよ?一緒にしないでよ?」という意味ですが
いつもこの意味ではない点に気を付けたいフレーズです。
split hairs「些細な事にこだわる、理屈をこねる」。
be trapped「罠にかかる、とらわれる、陥れられる」。
stubborn「頑固な、強情な、意地っ張りな」。
リズボンは何の事件もないような警察署で
刺激のない毎日を送っています。
リグスビーとヴァンペルトの夫婦は、
ヴァンペルトのスキルを活かしてITセキュリティ会社を起こし
結構儲かっている様子で、子供も生まれ、幸せそう。
CBIでの仕事に情熱を燃やしてきたリズボンが今は孤独そうなので
早くまたジェーンと現場に復帰してイキイキ活躍してほしいものです。
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