エンパイア 成功の代償 シーズン1 第9話より:

settle the score
仕返しをする、恨みを晴らす


ルシウス率いるエンパイアと、ベレッティ率いるクリードモア、
2つのレーベル同士のアーティスト引き抜き合戦は、激しさを増していく。

ルシウスに個人的な恨みを持つベレッティは、
エンパイアの有望な若手シンガーでハキームの元彼女・ティアナに触手を伸ばす。

そこで既に主力アーティストを何人も引き抜かれているエンパイアは
ティアナだけは渡すまいと、クッキーとハキームが彼女の説得にあたることに。

ハキームに未練があるティアナは、残留の条件として彼との復縁を希望するが・・・。

Well, I want to be at Empire, but I want it to be how it was.
私もエンパイアに居たいけど、昔のように戻れるかしら。(ティアナ)

You mean…
つまり・・・(ハキーム)

You and me.
私たちの仲よ。(ティアナ)

(中略)

Look, no matter what, Tiana, you’re family to us, and Empire was built on family.
何がどうあれティアナ、あんたは家族だ、エンパイアは家族なんだ。(クッキー)

And now we’re building your career.
あんたのキャリアも一緒に築いていく。(クッキー)

Trust me, Beretti don’t care about you.
言っとくけど、ベレッティはあんたなんか構っちゃいないよ。(クッキー)

This is about a war he started with Lucious a long time ago,
今回の事はルシウスとあいつの長い確執が招いたことで(クッキー)

and now he’s just trying to settle the score.
あんたはあいつの復讐に利用されてるだけ。(クッキー)

So I trust that you will make the right decision for your career.
だからどっちにつくのが正しいか、分かるよね。(クッキー)


build one’s career「キャリアを築く、仕事の実績・成果を積み上げる」。

Beretti don’t care about you(ベレッティはあなたの事など気にかけない)、
文法的には Beretti dosen’t care~ のはずですが
ここでも三単現のS無視が出てきました。

クッキーやハキームみたいな人が使うと粋に響くのかな、
正確な感覚がつかめませんけども、三単現のS無視は、例えカッコ良いんだとしても
恐らく「~じゃね?」とか「~じゃん?」と話しているような感じだと思うので
この辺はあまり真似しない方が無難な気がしています。

そして settle the score は「仕返しをする、恨みを晴らす」。

settle は「落ち着く、決める、解決する」の他に
「支払いを終わらせる、清算する」という意味がありますので
settle the score は「(負けている)得点を挽回(清算)する」といった感じで
=「仕返しをする、恨みを晴らす」。

相手にやられる事を「得点される」とすると
今度は逆に「得点し返す」そんなイメージで、
revenge「復讐」よりも、緻密で用意周到な感じを受けます。

ティアナは have a good head on one’s shoulders「賢い、頭が切れる、才能がある」女の子なので
感情よりも理に訴えてみたんでしょうか。

クッキーは本当に人間関係の機微を見るのが上手だな~と思います。


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