ママと恋に落ちるまで シーズン1 第2話より:

mushroom cloud
徹底的に、(爆発するほどの)熱意で


親友マーシャルの婚約が決まり、一人取り残された気分のテッドは
悪友バーニーに誘われたバーで、好みの女性・ロビンと知り合う。

ロビンを一目見るなり、彼女こそ自分の未来の妻だと熱くなったテッドは
どうにか彼女とのデートにこぎつけるが、仲は思ったように進展しない。

そんなある夜、たまたまマーシャルの婚約者・リリーがロビンと会い
彼女からテッドの事について聞き出したという。

She said something about me, didn’t she? Come on, spill it, Red!
僕の事を何か言ってたんだろ? 頼むよ、教えてくれ!(テッド)

(中略)

So, what do we think of Ted?
それで、テッドの事はどう思う?(回想シ-ンのリリー)

Ted’s something else.
ちょっと変わってるわよね。(回想シーンのロビン)

Huh? I’m gonna spin that as good.
ウホっ?それはいい意味でって事だな。(テッド)

Lots of guys are something, I’m something else.
僕は他の男とは一味違うってことだろ。(テッド)

(中略)

I mean, he’s sweet, he’s charming,
彼って優しくて素敵な人よ、(回想シーンのロビン)

he’s just looking for something a little bit more serious than I am.
けど恋愛に対して真剣過ぎる感じ。(回想シーンのロビン)

I mean, the most I can handle right now is something casual.
私は今のところ、気軽な付き合いがいいのよ。(回想シーンのロビン)

(中略)

She wants casual? Okay, I’ll be casual.
彼女は気軽なのがいいんだな? よし、気軽になる。(テッド)

I’m gonna be a mushroom cloud of casual.
徹底的に気軽な男になってやる。(テッド)


spill it「白状しろ、知っている事を話せ」。

テッドのリリーへのセリフ spill it, Red!(白状しろ、赤毛ちゃん!)
Red はリリーの赤毛色の髪からくるニックネームみたいな物と思われます。

I’m gonna spin that as good(僕はそれを良い方に解釈する)
=「いい意味でって事だな」。

spin には「回転する」の他に、物事の解釈に「ひねりを加える」といった意味もあり
今回はその意味で使われています。

ロビンが自分の事を変わってる、というのは
良い意味で普通とは違うという意味だ、とテッドなりのひねりを加えて解釈したという感じです。

the most I can handle right now is something casual
(私が今扱える最大限は、気軽な関係)。

ロビンは今は仕事が楽しいのか、気軽な関係だけで手いっぱいで
真剣な恋愛は出来ないと言っています。

そして mushroom cloud は直訳すると「(核爆発による)キノコ雲」
そこから転じて「徹底的に、(爆発するほどの)熱意で」。

自分が爆発してキノコ雲が立つくらい、その事に一生懸命取り組む、という意味になります。

一生懸命カジュアルになるよ!という時点で、テッドはかなり真面目ですよね(笑)。

彼はロビンにはピンと来ないようですが(彼女はテッドの子供たちのママではない)
安心して友達に紹介出来る良い人だと思います。


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