ママと恋に落ちるまで シーズン1 第14話より:
bring it on
かかってこい、ドンとこい、受けて立つ
友人・スチュワートの結婚式で、テッドはヴィクトリアと出会う。
連絡先を交換しないまま別れてしまったが、
どうしても彼女の事が忘れられず、テッドはあちこち探し回ったあげく
ようやく再会を果たす。
マーシャルとリリーもテッドについに恋人が出来た事を喜び、
二人の仲の進展具合を尋ねるが
テッドによればヴィクトリアの希望で、未だベッドインはお預け状態なのだという。
Guys, we just met.
僕らまだ出会ったばかりなんだ。(テッド)
And we both screwed up relationships in the past by jumping in too quick.
お互い過去の恋愛で急ぎ過ぎて失敗もしてる。(テッド)
So we taIked about it and we decided to take this one slow.
だからこの関係はゆっくり進めようって話さ。(テッド)
…Her idea.
・・・彼女の考えだな。(マーシャル)
Totally her idea!
そうに決まってるだろ!(テッド)
But I don’t know. I’m really into this girl.
でもどうかな。 僕も彼女にはかなりマジになってる。(テッド)
And if going slow is what it takes to make this happen, I say, bring it on.
だからゆっくりが彼女の望みなら、それも良しだ。(テッド)
screwed up「めちゃくちゃ、台無し、へま・失敗をした」。
jump in「飛び込む、飛び乗る、割り入る」。
by jumping in too quick(あまりにも事を急ぎ過ぎたために)。
take it slow「慎重に事をすすめる、ゆっくりやる」、
ここでは take this one slow(この関係はゆっくりすすめる)。
totally「もちろんだ、完全にそうだ」。
マーシャルに Her idea(彼女の考えだな)と聞かれて
答えとしては yes なわけですが、Totally!(丸っきりその通り!)と答えると
より強い意味に感じられます。
更にここでは Totally her idea!(完全に彼女の考えだよ!)は
必ずしも自分は賛成ではないんだけど、言われたから自分も賛同している、
といった、ちょっと不服なニュアンスも醸し出されていて
この Totally~ は、結構便利に使えると思います。
what it takes「(物事の達成、成功に)必要な資質、要求される能力」。
make ~ happen「~を実現させる」。
if going slow is what it takes to make this happen
(この関係を発展させるのに、ゆっくり進める事が必要ならば)
=「ゆっくりが彼女の望みなら」。
使っている単語は中学英語で習う物ばかり、
でも組み合わさるとこんな文章が仕上がるんですね~、面白いです。
このドラマでは、使っている単語はシンプルなのに
日常会話で使える表現がたくさん出て来るような気がします。
そのへんが、英会話の先生がこのドラマを
教材としてすすめてくれた理由かもしれませんね。
そして bring it on は「かかってこい、ドンとこい、受けて立つ」。
直訳すると「それを持ってこい、連れてこい」
=「(多少の難題でも)受けて立つよ、かかって来いよ」といった意味になります。
個人的に使ったことはありませんが、サラっと言えたら
器の大きいところをちょっと見せられそうな、カッコいい表現ではありませんか。
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