ママと恋に落ちるまで シーズン6 第19話より:

get something through someone’s head
(ある事をその人に)しっかり分からせる、認めさせる


ある日、30年前に生き別れたバーニーの父親が現れる。

少し前にバーニーが駄目もとで書いた手紙を受け取り
息子と対面する決意をかためてきた父・ジェリーはしかし、
バーニーの想像していたイケてる父親、
セレブたちと世界中を飛び回り、リッチで女にモテモテ・・・な人ではなかった。

郊外の自動車教習所で働きながら、妻と子供たちと暮らしているジェリーは
息子バーニーが自分の冴えない姿に失望している事を感じ取っていたが
それでもどうにか今の家族とバーニーが対面することを望んでいる。

その思いをバーニーの父から打ち明けられた仲間たちは
適当な理由を付けて彼をNYから連れ出し、もう一度父親に会うよう説得する。

We think you should give him another chance.
もう一度彼にチャンスをあげて。(リリー)

That’s the real reason we’re out here.
それが皆でここに来た本当の理由。(リリー)

He lives ten minutes away.
すぐ近くに住んでるって。(リリー)

What?
何だって?(バーニー)

You’re having dinner with him tonight.
今夜食事に行けよ。(マーシャル)

No, I most certainly am not.
いいや、行くわけないだろ。(バーニー)

Look, I met him. He’s not my kind of bro and that’s that.
彼には会ったが、理想の父親じゃなかった、それだけだ。(バーニー)

Are you sure it’s not more than that?
本当にそれだけ?(ロビン)

Guys, get it through your heads.
みんな、分かってくれ。(バーニー)

I am never gonna talk to my dad again.
俺はもうあいつと話すことはない。(バーニー)

No, Barney. I’m never gonna talk to my dad again.
それは違う。 親父ともう話せないのは俺だ。(マーシャル)

But your dad is alive and he lives just down the road.
だがお前の親父さんは生きてて、すぐこの先に住んでるんだぞ。(マーシャル)

…Fine, I’ll go.
・・・分かった、行くよ。(バーニー)

Awesome.
よかった。(マーシャル)


He lives ten minutes away(彼はここから10分程のところに住んでいる)
=「すぐ近くに住んでる」。

I most certainly am not(俺自身その気がない事をとても確信している)
=「行くわけない」。

not my kind of~「~は自分の趣味(好み)ではない」。

He’s not my kind of bro(彼は俺好みのヤツではなかった)
=「理想の父親じゃなかった」。

Are you sure it’s not more than that?(本当にそれ以上の事はないの?)。

イケてる親父でなかったからもう会いたくないと言うバーニーに
ロビンは、本当はもっと他の(もっと重要な)訳があるのでは?と聞きたいようです。

そして get something through someone’s head は
「(ある事をその人に)しっかり分からせる、認めさせる」。

直訳すると「それを頭の中に通せ」、
こちらが理解して欲しい事を脳ミソの隅から隅まで行き渡らせろ
=「しっかり分からせる、認めさせる」。

字幕では「もう忘れろ」となっていて、
頭を通過させる=「忘れる」という意味もあるのかと思い調べてみましたが
それらしき資料は無かったので、
(俺の言い分をしっかり理解してもう蒸し返すな=忘れろ)という事かもしれません。

かたくな父と会う事を拒んでいたバーニー。

しかしつい最近父を亡くしたマーシャルの説得により、もう一度会う事を承諾します。


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