ママと恋に落ちるまで シーズン6 第23話より:
clutch one’s pearls
息が止まるほど驚く、ショックを受ける
テッドはゾーイから、なぜそんなにアルカディアン・ホテルの保存にこだわるのか
その理由を明かされる。
それは彼女にとって極貧の少女時代の美しい思い出であり
彼女の打ち明け話を聞かされたテッドも、ゾーイの主張に共鳴するようになる。
さらにGNBを辞めたマーシャルが、ゾーイら保存支持派の担当弁護士に就任、
仲間内ではただ一人、バーニーだけが取り壊し推進派となってしまう。
そして近く、保存すべきか否かを検討する委員会が開かれる事となり
テッドはGNB新社屋の担当建築家でありながら
当日はアルカディアン保護を訴えて、聴衆の度肝を抜いてやると息巻く。
“Yes. The Arcadian should be a landmark.”
「はい。 アルカディアンは保存すべきです」。(テッド)
And then the crowd gasps!
すると聴衆は驚く!(テッド)
“Oh, my God! Did he really just say that?
「何ですって! 彼は今なんて言ったの?
Oh, heavens! Oh, my stars! I must clutch my pearls!”
信じられない! びっくりだわ! 息が止まりそう!」ってね。(テッド)
(中略)
But here’s my point.
大事なのはここだ。(テッド)
If they ask GNB’s chief architect, aka me,
委員会がゴリアテ銀行の担当建築家、すなわち僕に、(テッド)
if The Arcadian should be a landmark, and I say yes.
アルカディアンは保存すべきかと尋ねるなら「はい」と答えるよ。(テッド)
landmark「辺りの目印となるもの、歴史的建造物、史跡」。
gasp「ハッと息をのむ、息を切らす」。
そして clutch one’s pearls は「息が止まるほど驚く、ショックを受ける」、
特に自分の常識やモラルに反した言動に対しての衝撃を示す表現になります。
直訳すると「真珠をぎゅっと握る」、
これは昔はおしとやかな女性、レディの装いに必須だった真珠の首飾りのことで
それをぎゅっと握る、つまり胸に手を当てて驚く仕草から来た表現という説があります。
また昔はスキャンダラスな話題や、下品・みだらな言動に対する驚きを示す表現だったそうですが
近年ではそれに限らずビックリした事全般に、
また女性が使うちょっと古い表現として認識されているようです。
aka(also known as の略)「~としても知られる」。
マーシャルは給料の良いGNBを辞めて
環境保護団体の弁護士として働くと言う夢を持っており
そのために弁護士になった人です。
ただその活動では全然お金にならない。
そこでただいま、もう少し理想に近い仕事で給料もそれなりの職を求めて
転職活動中という身の上。
GNBでバリバリ活躍中のバーニーだけが孤立して
何とかマーシャルとテッドを自分の陣営に引き戻そうとします。
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