ママと恋に落ちるまで シーズン8 第19話より:

go overboard
のめり込む、極端に走る、熱中する


リリーの雇い主である大富豪・キャプテンは昼夜を問わず
気になるアート作品を見つけると電話をかけてきて、彼女に買い付けに行かせる。

リリーも言われるがままに一生懸命仕事に邁進してきたが
夫・マーシャルの不満と寂しさを感じとり、
仕事の開始以来初めて、キャプテンの依頼を後回しにする。

It’s the Captain. Ahoy.
キャプテンから電話だわ。 アホイ。(リリー)

There’s a zebra at the Central Park Zoo who’s got quite a keen hoof at photography.
動物園に写真の得意なシマウマがいるらしい。(キャプテン)

Ironically, he’s great with color. Now…
皮肉な事にカラー写真だ。 それで・・・(キャプテン)

Captain, I’ll check it out, just not tonight.
キャプテン、後で確認しますが、今夜は無理です。(リリー)

I need to spend some time with my husband.
夫と過ごしたいので。(リリー、電話を切る)

You sure?
いいのか?(マーシャル)

I know it’s been tough, me working this much,
私が仕事漬けでつらかったでしょ、(リリー)

and I guess I went a little overboard with the whole artsy thing.
それに少しアートにのめり込み過ぎだった。(リリー)


Ahoy とは海上で他の船に呼びかける際の掛け声(おーい!みたいな)で
船乗り同士のあいさつに使われるようです。

キャプテンはセイリングを愛する海の男なので、リリーも彼に合わせているんですね。
(昔、チップスアホイ!っていうお菓子もありました、昭和の思い出・・・)

keen「鋭い、熱心な、厳しい」。

hoof「ひづめ、(人間の)足」。

got quite a keen hoof(とても鋭いひづめを持っている)ですが
これは have a keen nose「鼻が利く」、
have a keen sense of~「~に対する鋭い感覚を持っている」等から派生した造語?
多分「腕(シマウマだからひづめ)が利く」=「得意」みたいな感じかもしれません。

そして go overboard は「のめり込む、極端に走る、熱中する」。

board「(乗り物に)乗り込む」、overboard「(船から海へ)落ちる」
つまり人がいるべき場所を踏み超える・外れる
=「のめり込む、極端に走る、熱中する」。

あまりにもその事に熱中し過ぎて行き過ぎる、常道から外れる、みたいな感じだと思います。

若い頃のリリーにとって芸術は人生の全て、子供が出来て一度は諦めたその道が、
また自分の前に開けたのでつい熱中し過ぎちゃった、ごめんね、というわけで
丸く収まったみたいです。

ここをそのまま気づかず通過しちゃうと、
喧嘩とか浮気とか、トラブルに発展するんでしょうね・・・
うーん、バランスが大切なんだなあ。


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