ママと恋に落ちるまで シーズン7 第1話より:
have a(good) chemistry
相性が良い、ウマが合う
テッドの親友・パンチーの結婚式に皆で出席した仲間たち。
バーニーはここでもナンパに大忙しだが、ロビンはそんな彼を見てため息をつく。
リリーは二人の様子から、互いにまだ気持ちがある事を察し
やり直してみてはどうかとロビンにすすめる。
Oh, my God. You still have feelings for Barney.
あらまあ。 まだバーニーに未練があるのね。(リリー)
Admit it, you still have feelings for Barney.
認めなさい、まだ好きなんでしょ。(リリー)
You are drunker than I thought.
あなた、思ったより酔ってるみたいね。(ロビン)
(中略)
Barney and I tried and failed.
バーニーと私は上手くいかなかった。(ロビン)
That was two years ago.
2年前の事よ。(ロビン)
Why would I ever go down that road again? It wouldn’t even make sense.
なのに何でまた戻らなきゃいけないわけ? 意味が分からない。(ロビン)
It doesn’t have to make sense. It’s chemistry.
理屈じゃない。 相性の問題よ。(リリー)
Look, I’ve always had a sixth sense about these things.
私って第六感が働くタイプでしょう。(リリー)
(中略)
You and Barney have the kind of chemistry that just doesn’t go away.
あなたたち二人の間には消せない愛情がある。(リリー)
have feelings for~「~に特別な感情を抱く、~に好感を持つ」。
go down the(a) road「(特定の)方策に従う」、
人から何かを提案された時に、それを言われたようにやってみる
=「方策に従う」。
でも見ていると go down the(a) road は、
それは嫌だという否定形の意味でよく使われている気がします。
ここでもリリーの寄りを戻してみたら、という提案にロビンは
Why would I ever go down that road again?(何でまたそれをしなきゃならないの?)
つまり嫌だと答えていますね。
また go down「(道を)下る」ということは、
その提案はあまり良いアイデアではない、それをしたら今より状況が悪くなりそう、
という感覚も含んでいるように思います。
it doesn’t make sense「筋が通らない」。
It doesn’t have to make sense(筋が通っている必要はない)
=「理屈じゃない」。
sixth sense「第六感、直感」。
そして have a(good) chemistry は「相性が良い、ウマが合う」。
chemistry「化学反応、(事象の)不思議な働き、相性」がある
=「相性が良い、ウマが合う」。
chemistry は特にカップルやコンビなど、
2人組の相性を語る時に使われるように思います。
一人では出て来ない雰囲気や魅力、空気感が
なぜか特定の人と一緒に居ると出て来る、違う一面が引き出される
そういう関係の2人組を指して They have good chemistry(彼らは良い雰囲気だね)
と言い表したりします。
必ずしも恋愛関係や友情関係だけなく仕事上のパートナーとの相性や
映画や演劇の役者の組み合わせなども chemistry で表すことがあり
よく映画批評で出て来るのを見かけます。
ちなみに chemistry が感じられた組み合わせと高く評価されている例としては
・イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー(恋人までの距離 3部作)
・ライアン・ゴスリング&レイチェル・マクアダムス(きみに読む物語)
・トム・クルーズ&ニコール・キッドマン(アイズ・ワイド・シャット)
・ジュード・ロウ&ナタリー・ポートマン(クローサー)
・チャン・ツイイー&金城武(ラバーズ)
・レア・セドゥ&アデル・エグザルホプロス(アデル、ブルーは熱い色)
・ヒース・レジャー&ジェイク・ギレンホール(ブロークバック・マウンテン)
・ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー(Mr.&Mrs. スミス)
などなど、chemistry とはどんな感じなのかを知るのにピッタリな作品が並びます。
個人的にはイーサン・ホーク&ジュリー・デルピーはすごく納得で、
出会いから夫婦になり、家族が増えて倦怠期を迎えて・・・という
3部作全てで2人の相性ピッタリだと感じます。
「アデル、ブルーは熱い色」の2人も納得で
肉感的なアデルとクールなレアの女性同士のラブシーンは
女が見てもドキドキします(笑)。
相性にも甘い関係やクールな関係など色々あると思いますが
ロビンとバーニーにも確かに切っても切れない何かがありそうです。
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