ママと恋に落ちるまで シーズン8 第19話より:

bust one’s butt
必死に頑張る、全力で取り組む


リリーが大富豪・キャプテンのアートバイヤーを始めて以来、
家を留守にすることが増えた。

息子・マーヴィンの子守歌も、テッドにリリーの代わりを頼むほどで
リリーはしょっちゅう彼に呼び出されて買い付けに出かけるため
なかなか夫婦二人の時間が持てず、ついテッドに愚痴ってしまう。

Nice job filling in for Lily on Marvin’s lullaby.
子守歌のリリーの代役、上手かったぞ。(マーシャル)

(中略)

I barely see her anymore because of this new job.
最近新しい仕事のせいで、なかなか会えなくて。(マーシャル)

(中略)

Is it a strain, feeling like a single dad at times?
シングルファザーみたいな気分だろって?(マーシャル)

Sure, but Lily’s been busting her butt at this new job.
ああ、だけどリリーも頑張ってるから。(マーシャル)

It’s not like she’s been out there partying.
何も遊んでるわけじゃないしね。(マーシャル)


fill in for~「~の代役をつとめる」。

barely「かろうじて、わずかに、やっと、ほとんど~ない」。

I barely see her anymore because of this new job
(新しい仕事のせいで、もはや彼女にはほとんど会えない)。

strain「(紐などを)ぴんと張る、(気力・体力等を)ふりしぼる、(無理をして)痛める」、
そこから「ぎりぎり精一杯、神経を張り詰める、無茶をする」といった意味でも使われるようで
マーシャルがここで言っているのはそういう事だと思います。

Is it a strain, feeling like a single dad at times?
(それってぎりぎりで、シングルファーザーの気分になるだろうって?)

リリーが留守がちで、このところほとんど一人で新生児の面倒を見ているようですね。

そして bust one’s butt は「必死に頑張る、全力で取り組む」、
直訳すると「尻を強打する」。

日本語でも例えばグータラ夫を叱咤する事を「亭主の尻を叩く」なんて言いますが
これは自分で自分の尻を叩く、そこから「必死に頑張る、全力で取り組む」。

決してお上品な言い方ではないので、使うのは気心の知れた相手に留めた方が無難ですが
映画やドラマで結構聞くフレーズだと思います。

家事と育児に追われていた生活から、念願だった仕事にやりがいを見出したリリーは
今はまだマーシャルの寂しさにまで気が回らないようです。


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