ママと恋に落ちるまで シーズン8 第17話より:

bring/take someone down a peg (or two)
鼻っ柱をへし折る、懲らしめる、やり込める


リリーとロビンを連れて訪れたアートイベントで
キャプテンと再会したテッド。

キャプテンは若い女性・シェリーを伴っていたが、
ロビンを見るなり彼女に目を奪われたのか、手の甲にキスをする。

Still, he’s being a jerk…
それにしても嫌な奴だ・・・。(テッド、小声で)

Someone needs to bring him down a peg.
誰かが懲らしめてやらないと。(テッド、小声で)

(中略)

This is my art consultant. Shelly.
こちらはアートコンサルタントのシェリーだ。(キャプテン)

Art consultant? What’s that?
それは何をする人?(ロビン)

Oh, Shelly helps the Captain select artwork,
ああ、キャプテンの作品選びを手伝うのよ、(リリー)

based on its aesthetic appeal and value as an investment.
芸術性と投資性を基準にしてね。(リリー)

That’s why I think she’s gonna love this elephant painting.
だからきっとゾウの絵を気に入るわ。(リリー)

I think this artist is going places.
この画家はきっと有名になる。(リリー)


bring/take someone down a peg (or two) は「鼻っ柱をへし折る、懲らしめる、やり込める」。

take someone down は「(その人を)へこませる、やっつける」、
peg は「(評価の)等級」、それを a peg (or two) 「一つ(か二つ)」引き下げてやる、
高慢な態度の人をやっつけてやる
=「鼻っ柱をへし折る、懲らしめる、やり込める」。

テッドの被害妄想な感じもしますが、キャプテンが偉そうなのがムカつく、という感じです。

aesthetic「芸術美な、美的な、審美眼的な」、
aesthetic appeal「美的魅力、芸術性」。

based on its aesthetic appeal and value as an investment
(芸術性と投資的価値に基づいて)。

go places「成功する、出世する、有名になる」。

リリーは going places と言っていて、go places と同じ意味ですが
特にアメリカでよく使われる形のようです。

でも「シャーロック」でも
She was going places 「彼女は売れてきてた」 というセリフがあったので
まああまり気にしなくても良さそうですね。

お金持ちの人は、芸術品を投資対象に見立てて
これから値上がりするアーティストの作品を先回りで買い
値が上がったところで売ると言う利殖法があるようです。

またそうした作品を扱うアートディーラーとか、
アートコンサルタントといった職業も
裕福な家庭の子女やマダムがやっているイメージがあります
(確かデヴィ夫人もアートディーラーをしていたはず)。

今も昔も芸術っていうのは、裕福な人々に支えられてる側面があるんでしょうね。

芸術好きなリリーは、早くも将来有望なアーティストを見つけたようです。


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