ママと恋に落ちるまで シーズン1 第6話より:
set in one’s ways
自分のやり方に固執する、自分本位になる
リリーから自分の流儀を少し控えるようにアドバイスを受けたロビンは
マイクに気を配るよう心がけるが、時すでに遅し。
彼女の態度から自分に気がない事を悟ったマイクは
去り際にきっぱりと別れを告げる。
Robin, I don’t get the sense you like being with me.
ロビン、君は僕と一緒にいたくないんだろう。(マイク)
I like being with you.
そんな事ないわ。(ロビン)
Not as much as you like being alone.
でも一人の方がいいんだろ。(マイク)
(中略)
Sorry. I’m a bit set in my ways.
ごめん。 私がちょっと自分本位すぎたわね。(ロビン)
That doesn’t mean that this won’t work.
でもこれで私たちが駄目になったりしないわよね?(ロビン)
Actually, it kind of does.
するかも。(マイク)
Wait, are we breaking up?
待ってよ、私たち別れるの?(ロビン)
No, we aren’t breaking up. I’m breaking up with you.
違うよ、「僕たち」が別れるんじゃない。 「僕」が君をフるんだ。(マイク)
get the(a) sense of~「~を感じとる、~だと悟る」。
I don’t get the sense you like being with me
(君が僕と一緒にいたいとは感じられなかった)=「僕と一緒にいたくないんだろう」。
Not as much as you like being alone(一人でいる事ほど[二人でいる事が好き]ではない)
=「一人の方がいいんだろ」。
そして set in one’s ways は「自分のやり方に固執する、自分本位になる」。
set in「差し込む、入り込む」one’s ways「その人の方法に」ということで
自分の方法に入り込む =「固執する」。
洋服の袖でセットインスリーブ(set in sleeve)というのがあり、
これは肩と腕周りのカーブに添って、きちんと縫い付けられている袖を指し
裁縫をする立場としては、綺麗に仕上げるには一番気をつかう袖のつけ方です。
テーラードジャケットや普通のシャツなど
いわゆる“きちんとした服装”で着る服によく使われる袖で
set in にはどこかそういった、かっちり決まっているニュアンスを感じます。
break up「解体する、解消する、間を裂く」。
break up with~「~と別れる」。
we aren’t breaking up(僕たちが関係を解消するんじゃない)
I’m breaking up with you(僕が君と別れる)
break up はどちらからともなく別れる、互いに関係を解消するいう意味なのに比べ
break up with~ は、片方がもう片方に別れを告げるという意味になる、
その違いがマイクのセリフで分かりますね。
ずっと we ではなく I だったロビンが
ずっと we だったマイクにフラれてしまうというオチでした。
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