ママと恋に落ちるまで シーズン9 第17話より:

set aside
脇に置く、取り置く、一時片付ける、除外する


リリーの夢のためにイタリアに行くか、マーシャルの夢のためにNYに残るか
話し合いは煮詰まっていく。

説得の達人・マーシャルはリリーをどうにか諦めさせようと
言葉の応酬を浴びせる中、突如リリーはイタリア行きをやめると言い出す。

それを聞き、議論に勝った喜びに浸るマーシャル、
だがそれは勝ち負け以上に大事な何かを失わせるものであった。

Look, I know that I could have handled all of this better.
この件については、俺の対処がマズかったとは思ってる。(マーシャル)

But setting aside the fact that all of our friends are here, and that we don’t speak Italian,
だがこれらの事実を脇に置くのか、イタリアには誰も友達もいないし、言葉も話せない、(マーシャル)

if we stay in New York, we both get to follow our dreams.
NYでなら二人とも夢を追える。(マーシャル)

Are we really gonna go someplace where only one of us gets to do that?
それでも行くべきなのか、一人だけの夢のために?(マーシャル)

(中略)

We’re not moving to Italy.
行かないわ。(リリー)

(中略)

You do? So I win?
ホントに? 俺の勝ち?(マーシャル)

(中略)

Oh, yeah, the Convincer right here!
よっしゃ、説得の達人ここにあり!(マーシャル)

(中略)

It’s not like it’ll happen all at once,
すぐには起こらないだろうけど、(リリー)

but if you keep acting this way, little by little, you’re gonna lose me.
でもそんな態度を続けていれば、あなたは少しずつ私を失うわよ。(リリー)

Is that what you want?
それがあなたの望み?(リリー)


could have~「~すべきだった」。

I could have handled all of this better
(もっとうまく対処すべきだった)=「俺の対処がマズかった」。

そして set aside は「脇に置く、取り置く、一時片付ける、除外する」。

ここでは、以下に述べる事実を脇においても、差し置いても
(イタリアに友達がいない、言葉も出来ないという事実)
Are we really gonna go~「俺たちは~に行くのか」
という後半に繋がる文章になっています。

だからちょっと訳が変です(笑)。

他にもお店で品物を取り置いてもらう、荷物をとりあえず脇に寄せとく、
そんな時に使える言葉だと思います。

all at once「突然に、一斉に、いきなり」。

little by little「少しずつ、だんだんと」。

if you keep acting this way, little by little, you’re gonna lose me
(もしあなたがそんな行動をし続ければ、少しずつ、あなたは私を失う)。

win「勝ち」、lose「負け、失う」にかけたリリーの訴え。

こう来たか~、という究極のワザをかけてきました、
これは夫婦ゲンカの時に繰り出せる(笑)。

勝ちに喜んでいたマーシャルは、途端にしぼんでしまいます・・・。


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