モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン4 第2話より:

grow back
(植物、髪、体の組織等が)元の長さに戻る・伸びる、再び生える


シンシアは、NYフィルのチェロ奏者だが
現在は手首の腱を傷めて休養中のため、ロドリゴと共に子供たちの楽団の面倒をみている。

だが教皇がNYフィルの演奏会にやって来ると聞き
どうしてもその場で演奏がしたいと楽団責任者のグロリアに直談判するが・・・。

It’s been a while. How have you been?
久しぶりね。 どうしてた?(グロリア)

I’m ready to come back, and I’d like to play for the Pope.
復帰の準備は出来てる、教皇の前で演奏したいの。(シンシア)

(中略)

Have him send me a waiver and I’ll cancel the sub.
主治医から同意書がもらえれば、代役はキャンセルするわ。(グロリア)

(中略)

…He told me the tendons aren’t growing back in the way he hoped,
・・・実は手の腱の回復が思ったより遅いみたいで、(シンシア)

and I should rest for another three months.
まだ数ヵ月は休養が必要だって。(シンシア)

He’s not supportive at all then.
つまりまだ許可されてないのね。(グロリア)

Gloria, I’m losing my mind working with the kids.
グロリア、子供の相手はもう気が狂いそうなの。(シンシア)

I need to be playing.
演奏したいのよ。(シンシア)

(中略)

When I get the waiver from your doctor, we’d be delighted to have you back.
同意書がもらえれば、よろこんであなたを迎え入れる。(グロリア)

Until then, you’re on payroll.
それまでは今の仕事を続けて。(グロリア)


waiver「(権利、主張等の)放棄、棄権、棄権証書、同意書」。

tendon「腱」、てんどんは腱、へえ~っ(笑)。

そして grow back は「(植物、髪、体の組織等が)元の長さに戻る・伸びる、再び生える」。

grow「成長する、大きくなる」そして back「戻る」ということで
ここでは the tendons aren’t growing back in the way he hoped
(腱が医師の期待ほど再生していない)
=「痛めてしまった手首の腱がまだ戻らない」と言っています。

supportive「支える、支持となる、協力的な」。

ここでは演奏を再開したいシンシアの意向を
医師は「支持しない」つまり「許可しない」という意味で使われています。

lose one’s mind「正気を失う、頭がおかしくなる、気が狂う」。

on (the) payroll「雇われて」。

演奏者ではない彼女の今の立場は、NYフィルの従業員ということみたいですね。

元々芸術家肌かつクールなシンシアなので、
元気が良過ぎる子供の相手がしんどくなってしまったようです。


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