モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン4 第7話より:

ram down someone’s throat
無理やり納得させる、強制的に(自分の意見等に)頷かせる


東京での若手指揮者コンテストも佳境を迎え、脱落者が増えていく。

この日、ヘイリーと共にやってきた女性出場者・ユキの落選が決定、
ヘイリーは彼女を慰めようと廊下で話しかける。

そこへ審査員の一人であるサダコがやってきて
未だクラシック音楽界も男性上位であり、
それを是非今回ヘイリーに打ち破って欲しいと言うのだった。

I don’t know what to say. You were so amazing.
何て言ったらいいのか。 あなた素晴らしかった。(ヘイリー)

Oh, what can you do? Besides, they’ll never have two women in the finals.
仕方ないわ。 決勝に出られる女性は一人だけ。(ユキ)

You really think that’s true?
それ本当?(ヘイリー)

Trust me, I’ve seen it over and over.
これまでもいつもそうだった。(ユキ)

That’s it for me. I’m officially too old for these competitions.
私はこれで終わり。 もう年齢的に応募できないから。(ユキ)

(中略)

You know that only four of the top 150 orchestras in the world are led by a woman?
世界で上位150の楽団のうち、女性が率いているのは4つしかないのを知っている?(サダコ)

Four.
たったの4楽団。(サダコ)

Take the fucking Mahler and ram it down their throats.
だからマーラーで、奴らの鼻っ柱をへし折ってやるのよ。(サダコ)

…I’ll do my best.
・・・最善を尽くします。(ヘイリー)


what can you do?「仕方がないよ」。

Besides, they’ll never have two women in the finals
(それに、彼らは女性を二人も決勝には進ませない)
=「決勝に出られる女性は一人だけ」。

over and over「何度も繰り返し、幾度となく」。

I’ve seen it over and over(それを何度も見て来た)
=「いつもそうだった」。

I’m officially too old for these competitions
(このコンテストに出るには私ははっきり年齢オーバーになる)。

be led by~「~に導かれる、~が率いる、~主導で」。

そして ram down someone’s throat は
「無理やり納得させる、強制的に(自分の意見等に)頷かせる」。

ram「雄牛、くい打ち機、(くいなどを)打ち込む、(ものを容器などに)詰め込む」。

ram down「強烈な衝撃で打つ、叩きつける」、someone’s throat「その人の喉に」
という事で、何かの事実・意見等を人の喉に叩き込む
=「無理やり納得させる、強制的に(自分の意見等に)頷かせる」。

ここでは次の課題曲がマーラーの6番ということで
「くそマーラーを奴らの喉に叩き込め」=「奴らの鼻っ柱をへし折れ」となっています。

ここで藤谷文子さん演じるユキは落選、加瀬亮さん演じるダイスケは残っています。

あとサダコ役で原田美枝子さんが出ていて、
クセの少ないさっぱりした英語で聞きやすいなと思いました。

日本の役者さんもどんどん語学力をつけていっている、
海外での活動を見据えた努力をされているんだなあと感じます。


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