モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン4 第7話より:
the pot calling the kettle black
目糞鼻糞を笑う、自分を棚に上げて相手を笑う・責める
グロリアは次のNYフィルの目玉として、
著名作曲家の新曲の初披露を楽団でやろうと考えている。
ところがクイーンズ・フィルに移ったトーマスもまた
彼の新作の初演を目玉公演にしようと画策していた事を知り
裏でコソコソしないでと彼に怒りをぶつける。
最近グロリアの浮気を疑っていたトーマスは
その反撃として彼女の不貞疑惑を問い詰めるが・・・。
How dare you go sneaking around behind my back?
あなた、陰で一体何をコソコソやってるのよ?(グロリア)
Me?! Oh, that’s the pot calling the kettle black.
私が?! そいつは君の方だろ。(トーマス)
(中略)
I mean, all the gifts, the flowers, the love letters.
プレゼントに花束、ラブレターまで。(トーマス)
I mean, all right, if you’re having an affair, why don’t you just say so?
浮気してるんなら、そう言えばいい。(トーマス)
After all, I might want to step out myself sometime.
私もたまにはハメを外したいし。(トーマス)
I mean, heaven knows monogamy was never one of my things.
元々、一夫一婦制に賛成ではないしね。(トーマス)
sneak around「こそこそ動き回る」。
go behind one’s back「(人の)裏でこそこそ動く、裏切る、内緒で事を進める」。
go sneaking around behind my back(私に内緒でコソコソ動き回る)。
そして the pot calling the kettle black は「目糞鼻糞を笑う、自分を棚に上げて相手を笑う・責める」。
直訳すると「鍋がヤカンを黒いと言う」、いやヤカンから見れば鍋も真っ黒だけど?
という事で、自分を顧みず他人の非を責める、どっちもどっち
=「目糞鼻糞を笑う、自分を棚に上げて相手を笑う・責める」。
カップル同士のケンカではあるある、って感じの言い合いですね(笑)。
でもこんなに派手にケンカ出来るのは情熱と元気の証、結構なことだと思います。
have an affair with~「~と浮気をする」。
step out「ちょっと外出する、遊びに出かける、愉快にやる」。
I might want to step out myself sometime
(私もたまには愉快にやりたい気がする)=「ハメを外したい」。
monogamy「一夫一婦制」。
my thing「私の得意なこと、私の好み・趣味である」。
monogamy was never one of my things
(一夫一婦制は私の趣味であった事はない)=「一夫一婦制に賛成ではない」。
トーマスがこんな事を言い出したのは、
かつて情事の相手だった原田美枝子さん演じるサダコと再会し
また彼女が自分にちょっかいを出してきているから・・・でしょうね(笑)。
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