ザ・メンタリスト シーズン7 第9話より:

have (got) someone by the short and curlies
(その人を)完全に掌握する、支配下におく、急所をおさえる


ジェーンたちは上司・アボットを陰で脅している、DEA捜査官・ピータソンが
実は長年、ガサ入れの際に押収した証拠品の現金を盗んでいたこと突き止める。

ジェーンは彼が自宅に現金を隠していると推理、
不法侵入ではあったが留守中に彼の自宅に忍び込み、証拠を手に入れた。

アボットはその証拠を手に、ピーターソンとの直接対決に臨み
用心深い彼から、ついに自白の言葉を引き出すことに成功する。

That’s a crime.
それは犯罪だぞ。(ピーターソン)

Not to mention, illegal search.
言うまでもなく、違法捜査だ。(ピーターソン)

That’ll be for the DA to sort out.
それは検察が決めますよ。(アボット)

But it will get the attention of the inspector general.
でも監察総監はきっと注目するでしょうね。(アボット)

(中略)

I have you, Bill.
逃げ場はない。(アボット)

I have you by the short and curlies.
私があんたの急所をつかんでる。(アボット)

…Okay. Fine. Take half.
・・・そうか。 いいだろう。(ピーターソン)

Take half. We both walk away, and this is over.
半分やる。 それで終わりにしよう。(ピーターソン)

Wow, half. Hmm. How much is half?
半分ね。 いくらです?(アボット)

About 800.
約80万ドル。(ピーターソン)

So you’re offering me $800,000 of the cash that you’ve been skimming.
つまりあなたがくすねた金のうち、80万ドルをくれると?(アボット)


not to mention「言うまでもなく」。

illegal「不法の、違法の」。

sort out「整理する、分類する、選り分ける」。

That’ll be for the DA to sort out(それは検察が選り分けること)。

get the attention of~「~の関心・注意をひく、注目を集める」。

そして have (got) someone by the short and curlies は
「(その人を)完全に掌握する、支配下におく、急所をおさえる」。

the short and curlies は「(主に男性の)陰毛、急所」、
それを掴んでいる=「完全に掌握する、支配下におく、急所をおさえる」。

short and curly(短くてクルクル)、まあ確かに、という感じですが
何だか痛そうな(笑)、面白い表現ですね。

walk away「歩き去る、(ある問題を)それ以上詮索しない」。

We both walk away, and this is over
(我々は詮索をやめ、終わりにしよう)。

skim「上澄みなどをすくう、すくい取る、ざっと読む、拾い読みする」。

カード情報を盗んで悪用するスキミング(skimming)は「必要な情報」を
今回のは「現金」を「すくい取る・かすめ取る」。

ジェーンらの協力によりピーターソン本人の口から、
ようやく欲しかった言葉を引き出し、逮捕につなげたアボット。

これ以降、ジェーンたちを部下というだけでなく
友人とみなして接するようになっていきます。


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