ザ・メンタリスト シーズン7 第6話より:
hang over one’s head
(心配事などが)頭から離れない、気にかかる
自身の部下の裏切りにより、DEA内部で殺人事件を発生させてしまったピーターソン。
かつての彼の部下・アボットはFBIの力で必ず犯人を捕まえると伝えるが
その際に、自分の監督不行き届きという失態を世間には伏せる事、
更に犯人逮捕に自分も大きく貢献したことにして欲しいと
隠ぺい工作を持ち掛ける。
アボットはそれをきっぱりと断るが、
ならば「リオ・ブラボーの一件」を暴露すると、ピーターソンに脅しをかけられる。
We’ve all done things we’re not proud of, Dennis.
誰にでも恥ずべきことがあるだろう、デニス。(ピーターソン)
Things we’d like kept quiet.
隠しておきたい事が。(ピーターソン)
So you’re gonna hang Rio Bravo over my head unless I play along?
つまりリオ・ブラボーの件を暴露する気ですか?(アボット)
I wish it was just you.
君だけで済めばいいが。(ピーターソン)
Lena’s confirmation is coming up in a couple of weeks, right?
奥さんの承認は2週間後だったよな?(ピーターソン)
Rio Bravo could be a real problem there too.
リオ・ブラボーは足かせになるぞ。(ピーターソン)
I need this, Dennis. Keep me posted.
こっちは死活問題なんだ。 連絡しろ。(ピーターソン)
be proud of~「~を誇りに思う」。
keep quiet「静かにしている、黙っている、黙認する」。
そして hang over one’s head は直訳すると「その人の頭上に吊り下げる」
そこから「(心配事などが)頭から離れない、気にかかる」。
好ましくない問題を抱えていること、または邪魔な何かがあることを
日本では「目の上のたんこぶ」と言ったりしますが
これもそんな感じで「頭上にぶら下がる問題」=「頭から離れない、気にかかる」。
play along (with)~「~と調子を合わせる」。
you’re gonna hang Rio Bravo over my head unless I play along?
(もし調子を合わせなければ、リオ・ブラボーの件を持ち出すつもりか?)
=「リオ・ブラボーの件を暴露する気か?」。
problem「(解決の難しい)問題、難問」、
problem は issue「(話し合いを要する)問題」よりも、厄介なニュアンスを含み
それを踏まえると次のセリフもより強く響きます。
Rio Bravo could be a real problem there too
(リオ・ブラボーはそこでも本当に厄介な問題になるぞ)。
keep me posted「進捗を知らせてくれ、また報告してくれ」。
どうしても失態を隠し、辞職を避けたいピーターソン。
まだリオ・ブラボーが何なのか、具体的な話は出てきていませんが
アボットもこの脅しに頭を抱えてしまいます。
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