トゥルーブラッド シーズン2 第1話より:

back burner
後回し、二番手、(ガスオーブン等の)後列のバーナー


ビルが同族殺しの罪を償っている間、
サムはスーキーと少しずつ距離を縮めつつあった。

だが自分の気持ちを彼女が受け入れつつあったその時、
ビルが刑を終えて戻ってきたため、以来スーキーとの仲は微妙になっている。

一方スーキーは、ビルが連れ帰った新人ヴァンパイア・ジェシカの事が気になって仕方がない。

そこで店が暇なある夜、ビルと話をしにいくためサムに早退を願い出るが・・・。

It’s slowing down pretty good in there, so I was…
店も暇になってきたから、私・・・(スーキー)

You wanna cut out and go see Bill?
早退してビルに会いに行きたい?(サム)

I wouldn’t ask if it wasn’t important.
どうしても大事な用があって。(スーキー)

(中略)

I never meant to hurt you, Sam. You know how much I care about…
あなたを傷つけるつもりはないのよ、サム。 大切な人だし・・・(スーキー)

Doesn’t it seem like you’re always either apologizing or yelling at me?
君はいつも俺に謝るかわめくか、そのどっちかだ。(サム)

Don’t you get sick of it?
君は嫌にならないのか?(サム)

Because I sure do.
俺は嫌だ。(サム)

(中略)

I’m tired of charring my ass on your back burner.
俺はもう君の二番手に甘んじるのはうんざりだ。(サム)

I’m gonna need you in early to make up for lost hours.
早退の埋め合わせは早めにしてもらうぞ。(サム)


slow down「減速、低迷、沈滞、鈍化」、
ここではお客の出入りが slow down「鈍る」=「店が暇になる」という解釈です。

cut out「切り抜く、切り離す、省く」。

You wanna cut out and go see Bill?(ビルに会うため[残りの就業時間を]省きたいか?)
=「早退してビルに会いに行きたい?」。

I wouldn’t ask if it wasn’t important(もし重要な事でなければ頼まない)
=「どうしても大事な用がある」。

今までちょっといい感じだったのに、やっぱ戻ってきたらビルがいいのか・・・という
サムの落胆がうかがえるシーンです。

Doesn’t it seem ~?(~のように見えないか?)=「~という気がしないのか?」。

Doesn’t it seem like you’re always either apologizing or yelling at me?
(君はいつも俺に謝るか怒鳴るか、そのどちらかという気がしないのか?)。

get sick of~「~に飽きる、嫌になる、うんざりする」。

Don’t you get sick of it?(その事を君は嫌にならないのか?)。

そして back burner は「後回し、二番手、(ガスオーブン等の)後列のバーナー」。

I’m tired of charring my ass on your back burner
(俺は君の後列バーナーとして尻を焦がすのはもうたくさん)
=「二番手に甘んじるのはうんざり」。

サムのセリふは、I’m tired of~「~にはもううんざり、飽き飽き」、
何にうんざりかというと charring my ass「俺のケツを焦がす」
on your back burner 「君の後列ガスバーナー/二番手の男」であり続けることに、
と、back burner の2つの意味をかけているんですね。

この回では、シェイプシフターであることを隠して生きてきた
サムの若いころの話もちょっと出てくるんですが、
それを見ると彼も苦労人だったのが分かってきます。

タラも結局サムじゃない雰囲気だし、早く誰かと幸せになってほしいものです。


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