昨日から「More seniors, more foreigners: How Japan is rapidly changing – お年寄りが増え、外国人も増える:日本は急速どう変わっていくのか」を読んでいます。
・「お年寄りが増え、外国人も増える:日本は急速どう変わっていくのか」(1)
On Saturday, Japan’s parliament accepted that proposal in a contentious and unprecedented move to let in more immigrant workers than ever before – 300,000 throughout the next five years, starting in April.
土曜日(2018年12月8日)に、日本の議会は議論渦巻く中で先例のない決断を、翌年4月から5年間で移民労働者を30万人受け入れるという法案を可決した。
contentious「争いを好む、議論を引き起こす、係争の」。
unprecedent「前代未聞、先例のない、空前の、新しい」。
The new bill comes at a time of historic change in Japan.
この新法案は日本に歴史的変化をもたらすだろう。
bill「紙幣、請求書、申告書、法案、ビラ、ポスター」。
And how everything shakes out could shape the country for generations.
そして全てが刷新されることにより、この先この国がどのように形作られていくのか。
shake out「振って出す、振って広げる、振って消す、(人員整理などによる)組織の刷新・合理化」。
for generations「何世代にもわたり」。
ここの一文は、shake out「振って出す、混ぜて出す」、これから多種多様な人種が日本国内でシャカシャカ混ざり合う、その結果、どんな国になっていくんだろう(いすれそれが見られるだろう)みたいなイメージです。
移民というのは人間で、労働マシンではないので、当然その国で家族を作ち、子供を生み育てます。
そうした外国人移民が for generations「何世代にもわたり」日本に住み続けることで、この国はどう形作られていくのか。
少なくともこれまでの日本ではなくなるだろう、異文化の人間を大量に受け入れるというのは、そういうことなんですよね。
Bhupal Shrestha is a university lecturer living in Tokyo’s Suginami ward, a residential area known for its narrow alleys lined with second-hand clothing and antique shops.
大学講師のシュレスタ氏は、小さな路地に古着屋や骨董店が立ち並ぶことで知られる住宅地、東京都杉並区に暮らしている。
He’s lived in Japan for 15 years, but the road to a “permanent resident” visa hasn’t always been a smooth one.
彼は日本に暮らして15年になるが、永住権ビザ獲得への道のりは容易とは限らないという。
He says he’s experienced “discrimination on basic things, such as searching for rooms for residences or businesses, opening bank accounts, applying for credit cards”.
彼は「住居や仕事場の物件探しや銀行口座の開設、クレジットカードの申し込みなど、基本的な事柄での差別待遇」を経験したとのこと。
discrimination「区別、識別、差別(待遇)、眼識」。
He also says it’s hard for immigrants themselves to have much say in the government policy that affects them.
彼はまた移民たちには、彼ら自身に影響を及ぼす政策について、声をあげることも難しいという。
government policy「政策」。
“Japanese society is opening up to immigrants, but they are still conservative in some places,” he says.
「日本社会は移民に門戸を広げてはいますが、ある部分では未だ保守的です」。
conservative「(政治的に)保守的な、保守主義の、伝統的な、旧弊な、古くさい、地味な、控えめな」。
“I think it is due to the lack of chances [they have] for cultural exchange with immigrants.”
「私はそれは互いの交流機会の少なさによるものと思っています」。
Originally from Nepal, Shrestha is one of the 1.28 million foreign workers living in Japan.
ネパールからやって来たシュレスタ氏は、現在およそ128万人の日本で働く外国人の一人だ。
It’s a record number, up from 480,000 in 2008.
これは2008年の48万人からすれば記録的な数である。
Yet the figure constitutes just 1% of Japan’s population, compared to 5% in the UK or 17% in the US.
だがこの数字はイギリスの5%やアメリカの17%と比較すると、日本の人口構成比の1%にすぎない。
constitute「構成する、制定する、設立する、設置する」。
Almost 30% of Japan’s foreign workers come from China, with significant populations from Vietnam, the Philippines and Brazil.
日本の外国人労働者の3割は中国から来ており、次いでベトナム、フィリピン、ブラジルからの比率が高い。
この、自分たち(イギリス、アメリカ)はもっとたくさん受け入れているのだから、日本ももっと受け入れたら?(という言外の圧力)みたいな話は、ちょっと余計なお世話と思ってしまいました(笑)。
やっぱり、異文化・異言語の人がたくさん共存するって、大変だと思います。
イギリスだって、ムスリムの人々がどんどん力を持ち出して(現ロンドン市長もムスリムの人)しかし彼らがいないと成り立たなくなっている部分もあり、内心では痛し痒しで苦労しているんじゃないかと。
日本が好きで移住と言うならともかく、経済的な理由で来るとすれば、この国に愛着も興味も特にないでしょうし・・・。
世界中を二枚舌・三枚舌で渡り歩いたイギリスほどのしたたかさ・狡さがあればまだしも、日本人はどうやって彼らと共存していくのか、欧米が見せてくる甘い夢(安い労働力の大量確保)には必ず裏側もあるはずです。
とにかく主張する力は、平均的日本人の比ではなく強いでしょうから、こちらも彼らに言いたいことはしっかり言えるくらいの英語力(彼らが日本語をきちんと習得してくれれば良いですが、現実的には英語が一番通用する世界の共通語という意味で)はつけておきたいものです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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