2013年も残すところ、あと2週間ほどとなりました。

皆さまは今年も英語に親しみ、英語を楽しむことが出来たでしょうか?

私は今年の自分を振り返ってみると
このサイト運営をきっかけとして、それ以前よりも英語に接する機会がふえ
英語について考える時間もふえたおかげで
結果として1年前の自分より、多少は英語力が伸びたような気がしています。

どういった時に、自分の伸びを実感するかについてはまたの機会に譲るとして
今回はこのサイトにご訪問下さった皆さまに
この一年どんな本が人気だったか?というランキングをご紹介します。

実際に英語に興味があり、英語力をつけたいという方はどんな本を使っているのか?

新年の英語生活の、ご参考になれば幸いです。

第1位:English Grammar in Use with Answers and CD-ROM(Intermediate)



English Grammar in Use with Answers and CD-ROM
(Intermediate)


これは本当に、英語をやるなら一冊は持っておくべき良書だと思います。

今も昔も、もし私の友人が英文法の本を探している、
しかも「長く愛用出来る一冊」を探していると聞けば、真っ先に奨めたいのがこの本です。

文法は不変の法則ですから、レベルが上がっても使用可能で、自分に合う一冊を
とことん使い込むのが良いと思います。

そういう意味で、やはり皆さんも「永く使える一冊」を求めているんだなあと
つくづく納得の結果でした。


第2位:ハートで感じる英文法


ハートで感じる英文法


これもまた文法の本で、a と the、in と on の違いなどを感覚的にマスターしたい方に
特に好まれているように感じます。

野球で言うと、長島型と言いましょうか。

上手いんだけど、教えられない。
人に聞かれると「説明できないけど、それで合ってるはず」みたいな人、いますよね。

文法のなぜ?を聞かれると答えられないけれど、導き出した答えは合っている人。

この本はそういった「感覚」で「ピーンと正しい文法が分かる」ようになろうという、面白い本です。

解説も難しい説明は抜きで、フィーリングで微妙な違いを理解し、
正しく使えるようになるというコンセプトの一冊です。

これ一冊で文法はOK、という本ではありませんが
会話などで頻繁に使う文法に絞ってあり、
初心者の方のとっかかりとしては最適だと思います。


第3位:Sherlock: The Hounds of Baskervill (Scholastic Readers)



これは当サイトならではだろうと思いますが、意外な結果でした。

今年はシャーロック役のベネディクト・カンバーバッチの人気に火が着いた年なので
その影響かもしれませんね。

しかもレベル的には5位の「A Study in Pink」よりも難しい、こちらの方が人気とは
皆さんの学習意識の高さがうかがえます。

個人的にはこのシリーズに
「A Scandal in Belgravia(ベルグラヴィアの醜聞)」もあったらいいなと思います。

来年には第3シーズンも放映予定とのことで、今から楽しみですね。



2014 Official Calender



第4位:総合英語Forest 6th edition


総合英語Forest
6th edition


こちらは英語学習者には定番・王道の一冊ですね。

どこの本屋さんに行っても、英語関連の棚には必ずありますし
English Grammar in Use と同じく、買って間違いのない良書だと思います。

特に英検やTPOEICなどの試験を控えている方には、必携の一冊かもしれませんね。


第5位:Sherlock: A Study in Pink (Scholastic Readers)


そしてこちらも当サイトならではと思いますが
Sherlockシリーズからもう一冊、ランクインしました。

これはちょっと不思議な、謎を残したまま終わるような話で
3位の「The Hounds of Baskervill」よりも、好き嫌いの分かれるストーリーだったと思いますので
それが3位と5位という結果に表れたのかなと思いました。



2014 Official Calender



第6位:フォニックス“発音”トレーニングBook


フォニックス
“発音”トレーニングBook


ここで初めての、発音系の本がランクインです。

この1年で色々な本や教材を見てきて実感するのは、
やはり発音とリスニングはセットだし、外国語習得の最重要のカギは
「話す・聞く」の2つだなあということです。

一昔前、私たち日本人の英語は、
「驚くほどライティングが出来るのに、驚くほど会話が出来ない」
という評価をされることがあったようです。

でも最近は結構、発音の重要性に気づく人もふえているし
会話が得意な人もふえているのではないでしょうか。


第7位:Active Phonics DVD


Active Phonics DVD


何と、フォニックスがテーマのタイトルが続けてランクインとなりました。

DVDということは、
やっぱり口の動きをしっかり見たいということなんでしょうか。

これは「発音の3ステップ」を見て実感したことですが、
日本人の「あ・い・う・え・お」という発音は
むしろ世界の中でも珍しいほどシンプルで、
「あ」にも、実は何通りもの「あ」があるというのが、発音をやると分かりますね。


第8位:Oxford Picture Dictionary


Oxford Picture Dictionary


これは、あるテーマについての図を見て、関連する英単語を覚えようというもので
例えば「学校」だったら、教室の絵があって、desk、chair、など
関連するものの単語が網羅されているという内容です。

この本の何が良いかというと、脳のメカニズムとして
関連する単語は一まとめで覚えると記憶に残りやすく、
この本は、その方法で単語を覚えるのに、非常に適した作りになっている点です。


第9位:どんどん話すための瞬間英作文トレーニング


どんどん話すための瞬間英作文トレーニング


これも、本屋さんの棚には必ずある名著ですね。

瞬間英作文ということは「話す」、つまりアウトプット力を高めたい方も多いのでしょうか。

私もこの瞬間英作文の練習をやったことがありますが
You can Speakのセルフ版という感覚がありました。

これはとにかく2,000円未満で出来ますし、
実践的なアウトプット練習としては、素晴らしい方法だと思います。


第10位:DUO 3.0


DUO 3.0


これも定番中の定番、学生さんにも人気の英単語帳です。

DUO 3.0の素晴らしいところは、
560種類の英文の中に、単語・熟語が約2600語も組み合わせられているという点です。

普通は560種類の英文があったとして、中で使われている単語は1500?1000?
重複する単語も多いでしょうから、1500語くらいあればまずまずだと思います。

それを意識的に、しかも文章としてきちんと流れが保たれたまま、
2600語も使用されているので、練習を繰り返していくうちに
自然とボキャブラリーが増えるという仕組みになっています。



―――――― というわけで、2013年度の人気書籍を見てきましたが、いかがでしたか。

ざっとご覧いただいてもお分かりのように、
この中には「買って損した」というような駄本は一つも無く
良書で効率良く英語に取り組む姿が、目に浮かぶような気がしました。

私も自分なりに今年は、結構充実した英語ライフを送った気がしていたのですが
このランキングを見ると「まだまだ」だということを実感した次第です。

皆さんのリアルなランキング、あなたにはどう映りましたか?


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