ホワイトカラー シーズン3 第7話より:

sit on one’s hands
手をこまねいている・傍観する


ニールは預金強奪犯の架空名義・デュポンテになりすまし
ガールフレンドのサラと共に派手に散財することで、強奪犯をおびき寄せようとしていたが
抜き打ちでピーターの来訪を受け、成りすましがバレてしまう。

そして豪華な品々に埋もれているニールとサラに、
ピーターが怒りをあらわにするシーンの続きからです。

What were you thinking, Sara?
君まで何を考えてたんだ、サラ?(ピーター)

Look, it was either that or we sit on our hands until this guy slipped up.
なあ、犯人がシッポを出すまで黙って見てる気なのか。(ニール)

I’m not sitting on my hands. This is due process.
黙って見てるわけじゃない。法にのっとった捜査をしてるんだ。(ピーター)

I should have known that you’d come up with some half-baked idea to avoid it.
お前がこんなバカげたことを思いつくとは、私が迂闊だった。(ピーター)


sit on one’s hands は直訳すると「(その人の)手の上に座る」、
それが転じて「手をこまねいている・傍観する」。

セリフではニールは sit on our hands(自分たちの手の上に座る)、
ピーターも sitting on my hands(自分の手の上に座る)とあるように
基本は自分が自分の手の上に座る=「手をこまねく、黙って見ている」となります。

また sit on one’s hands には「拍手をしない、応援しない」という意味もあり
「(目の前で何かが起きていても)何もしない、手を出さない、ただ見ている」というのが
共通のイメージかなと思います。

slip up「すべって転ぶ、失敗する、しくじる」。

due process「適正な手続き・法に則した手順」。

come up with~「(案、計画等を)思いつく、(必要とされる事を)生み出す、提供する」

half-baked は直訳すると「半分焼けた」、そこから「生焼けの、不完全な、生半可な」。

生焼けのパン、ケーキ・・・想像しただけでマズそう、駄目そう、お腹壊しそう(笑)、
とても上手い表現だと思います。

ニールはこの犯人は頭が切れ、抜け目がないので、このままでは逃げられてしまうと考えて
順法とは言えない方法で犯人をおびきだそうとしますが
ピーターはニールのやり方を許すことは出来ない、そういう二人がぶつかるシーンです。

私の英語リスニングの相棒です

nullこの英会話例文コーナーでは、私自身が色々な英語番組を見ながら、役に立ちそうなフレーズ、気に入った英会話例文などをご紹介しています。
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。

ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。

そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。

「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。

私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。

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