ザ・メンタリスト シーズン1 第13話より:
learn the ropes
コツを身につける、修行する、(仕事、組織等に)精通する
大企業の社長室で従業員が殺され、部屋に飾られていた時価5千万ドル相当の絵が盗まれる。
殺された男性・ハリーは社長の娘婿であり
元ミュージシャンから転業して、義父の会社でビジネスマンとして修行中の身であった。
早速現場に乗り込んだリズボンとジェーンは、ハリーの妻から事情を聞く。
My father liked having someone on hand with no ties or friendships within the company.
父は会社から切り離された人材を置きたがっていたの。(ハリーの妻)
That’s a tough assignment.
それはきつい仕事ですね。(リズボン)
Yes. But he only joined the company when we were married.
ええ。でも私と結婚してこの会社に入った人だから。(ハリーの妻)
He was learning the ropes.
彼は修行中の身だったのよ。(ハリーの妻)
ties 「束縛する物、縁、義理、しがらみ」。
tie には「結ぶ」という意味がありますが、
ties と複数形で用いられる場合は、上記のような意味を持つ場合があります。
80年代に日本でも放映されていた、マイケル・J・フォックスのドラマ、
Family Ties「ファミリー・タイズ(家族の縁)」というのもありました。
そして learn the ropes は「コツを身につける、修行する、(仕事、組織等に)精通する」ということで
元々は新米の船乗りが、まず最初に船特有のロープの結び方を学ぶというところから
仕事を覚える、コツを身につけるという意味になったようです。
またこれと一緒に覚えておきたいのが
know the ropes
コツを知っている、(仕事、組織等に)詳しい
という表現で、これはそのまま「ロープの結び方を知っている=コツを知っている」というわけですね。