ザ・メンタリスト シーズン3 第6話より:

on the very day
まさにその当日


判事フィッツウィリアムの娘の失踪と、彼女の恋人が殺された事件を追っているCBI。

ジェーンは判事の娘・アビーは絶対に屋敷内に居り、
恐らくすでに遺体になっているはずだと強く主張し、心当たりの捜索を行うが
残念ながらアビーは見つからなかった上に、判事の母親の葬儀を中止させてしまう。

CBIの人事など簡単に動かせる、強大な権力を持つ判事の不興を買ったこの事態に
さすがのハイタワーも堪忍袋の緒を切らし、リズボンとジェーンを叱責するのだった。

Lisbon, what were you thinking?
リズボン、一体何を考えてるの?(ハイタワー)

It was… no excuses, ma’am.
それは・・・弁解の余地はありません。(リズボン)

He asked me to trust him, and I did.
ジェーンに自分を信じろと言われて、そうしました。(リズボン)

Your job is not to trust him.
あなたの仕事は彼を信用することじゃないでしょう。(ハイタワー)

(中略)

You have messed with the funeral of a high court judge’s mother,
連邦判事の母親の葬儀を台無しにした上、(ハイタワー)

on the very day she finds out that her daughter is most likely dead.
まさにその当日に娘は死んでるだろうと伝えるなんて。(ハイタワー)

That is a very bad career move for all of us.
私たち全員にとって最悪の行動をしてくれたわね。(ハイタワー)

…Sorry if I got you guys into trouble.
・・・君らを困らせてるなら謝るよ。(ジェーン)


no excuses 「言い訳はしない、申し開きはできない」。

excuse は excuse me の excuse で「勘弁する、許す、弁解」といった意味があり
no が加わると「言い訳はできない、弁解の余地はない」という意味なります。

mess with 「ちょっかいを出す、余計な手出しをする、干渉する」。

そして on the very day は「まさにその当日」という意味で
よりによってこの日に・・・というドンピシャのタイミングを表し
今回のようにバッドタイミングを嘆く場合もあれば
喜んだり驚いたりする場合にも使われます。

またここで使われている very は強調の意味で用いられており
on the day なら「当日」ですが、そこに very が加わることで
「(全くもって、よりによって)まさにその日」となります。

もし next day「翌日」が very next day となれば「まさに明日」、
重要な約束が翌日にあるとか、「翌日」に特別な意味や強調をもたらすことになります。

bad move 「下手な手にでる、失態を冒す」。

ハイタワーは一人で子供を育てているため、
自身のキャリアの良し悪しは親子の生活を左右する身です。

だからノンシャランというか、身軽な独身のジェーンとは違い
職場での地位を気にせざるを得ない立場なんですね。

私はハイタワーが結構好きなので(笑)、彼女をあんまり困らせないでほしいものです。


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