ザ・メンタリスト シーズン3 第13話より:
get one’s drift
(話の)大意をつかむ、趣旨を理解する
リズボンから扱いに気を付けるよう促された町長の妻・ジェシカの聴取を取るヴァンペルト。
殺されたアンバーは彼女の夫の選挙PR映像を撮っていた映像作家であり
一緒に過ごす時間も多かったと推測され、
不倫関係のもつれはよくある犯行動機である。
そこで念の為にと尋ねたアンバーの異性関係についての質問で、
ヴァンペルトは危うく地雷を踏みそうになる。
Was she close with anyone else? Maybe someone with the campaign?
彼女に親しい人はいましたか? 例えば選挙関係者で?(ヴァンペルト)
What is it that you’re suggesting?
何が言いたいのかしら?(町長の妻)
Nothing, just she was pretty and…
いえ別に、ただ彼女は美人だし・・・(ヴァンペルト)
And my husband is attractive and charming and powerful, right?
それに私の夫も魅力的だし権力もある、そういう事ね?(町長の妻)
Um, that’s not what I was suggesting.
そんな、そういう意味ではありません。(ヴァンペルト)
It’s how rumors get started.
こういうのが噂の始まりなのね。(町長の妻)
We have no interest in having a pretty dead woman attached to the campaign,
私たちは美人映像作家の死と、選挙運動を関係づけられたくないの、(町長の妻)
if you get my drift, agent?
分かっていただけるかしら?(町長の妻)
have no interest in~ 「~には関心が無い、無関心である」。
attached to~ 「~と付随する、~と関係づける」。
そして get one’s drift は「(話の)大意をつかむ、趣旨を理解する」、
drift「(話の)趣旨、主意」を get 「捉える」=「趣旨を理解する」となります。
また drift は、横滑りしながら車を走らせる“ドリフト走行”の drift でもあります。
今回のイディオムと並べると一見、drift の意味が捉えにくく感じますが
get one’s drift の drift は「話の大きな流れ」、
ドリフト走行の drift は「車体の横流れ」と
大まかな意味として「大きな流れ、潮流、漂流」と考えると腑に落ちるように思います。