ゴシップガール シーズン2 第16話より:

cast a negative light on~
~に悪印象を与える


父の遺志を受け入れ、会社を継ぐ決心を固めたチャックだったが
早くも叔父のジャックから乗っ取りを仕掛けられる。

父の死の原因はリリーにあると考えるチャックは、葬儀以来リリーを避け続けていたが
自分一人ではジャックと戦えない事を悟り、仕方なく彼女に協力を求めに行く。

今やバス産業の大株主となったリリーはチャックの味方をすると告げるが
子供の嫌がらせのような彼のやり方に釘を刺し、
あくまでも大人らしく事を解決するよう条件をつけるのだった。

Do you believe in my cause or not?
俺に協力するか?(チャック)

I do, but your shenanigans… planting coke in his gym bag,
するわ、だけどあなたの悪だくみ・・・麻薬を彼のバッグに仕込むとか、(リリー)

ambushing him with a transsexual hooker…
性転換した娼婦を送り込むっていうのは・・・(リリー)

Will only cast a negative light on you in the board’s eyes.
取締役会で悪印象を与えるだけ。(リリー)

I don’t care about the board anymore.
取締役会なんかもう知るか。(チャック)

You should. You need them.
気にしなきゃ。 あなたには彼らが必要よ。(リリー)


cause 「原因、根拠、動機、理由、主義主張」。

Do you believe in my cause or not?(俺の主張を信じるか、信じないか?)
=「俺に協力するか?(しないか?)」という解釈です。

shenanigan 「いたずら、悪ふざけ、悪だくみ」。

ambush 「待ち伏せ、待ち伏せして襲う」。

そして cast a negative light on~ は「~に悪印象を与える」。

cast「(物を)投げる、(サイコロを)振る」、negative light「負の光」ということで
「(ある事柄・人物に)負の光が投げかけられる」=「悪印象を与える」となります。

会社の取締役会の手前、子供じみた態度ではいけない、
とリリーは言っているんですね、もっともです(笑)。

アップルのジョブズだって、エンパイアのルシウスだって(こっちはドラマですが)
取締役会によって、自分の会社から追い出されたわけで
そんな力を持った人々を軽んじるのは、CEOといえども非常に危険な事のはず。

なのに取締役会なんかどうでも良い、と言ってしまう辺り、
チャックがまだ子供という証拠でもありましょう。



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