「PREACHER/プリーチャー」シーズン1 第5話より:
rake over the coals
油を絞る、お灸をすえる、過去を蒸し返す
ジェシーの教会に行って以来、
クインキャノンは人が変わったかのように善良な振る舞いをし始める。
以前、新事業を町に招聘しようとして、
クインキャノンにこっぴどい扱いを受けた市長は、彼の変わりように驚きつつも喜ぶ。
I’ve been up all night thinking about the mistakes I’ve made in my life.
一晩中、自分の過去の過ちについて考え続けたよ。(クインキャノン)
Right? I’ve been selfish.
そうだろ? 私は身勝手で。(クインキャノン)
I’ve been shortsighted.
先見の明もなかった。(クインキャノン)
Long time ago, I slipped into despair and I lost my way.
昔、絶望に陥って道を外れてしまった。(クインキャノン)
Since then, I haven’t been my best self.
それ以来、私は自分じゃなかったんだ。(クインキャノン)
But now, that’s no excuse, because now it’s high time to make amends.
だが今や、そいつは言い訳にはならん、これから罪滅ぼしをするよ。(クインキャノン)
I’m happy to hear it.
うれしいですよ。(市長)
And you, Mr.Mayor, you really raked me over the coals.
君だよ、市長。 君にはこってり油を絞られたからね。(クインキャノン)
Yes, you did. But you were right.
そうだとも。 だが君が正しかったんだ。(クインキャノン)
shortsighted「見通しが甘かった、考えが浅かった、浅はかだった」。
slip into~「~に忍び込む、~に入り込む、いつの間にか~の状態に陥る。」
despair「絶望、絶望させるもの」。
high time「良い頃合、(何かをするのに)適した時」。
make amends「(罪を)償う、埋め合わせをする」。
そして rake over the coals は直訳すると「火かき棒(または熊手)で石炭をかく」、
それが転じて「油を絞る、お灸をすえる、過去を蒸し返す」。
炉にくべられた石炭を想像してみて下さい。
それを火かき棒でかき回せば、尽きかけた火の勢いも増し
うっかり手を伸ばせば酷い火傷を負ってしまいます。
つまりそんな風に過ぎた事を蒸し返す、
または過去の過ちなどについて、改めて相手の痛い所を突く、
=「油を絞る、お灸をすえる、過去を蒸し返す」となります。
クインキャノンのあまりの変わりように気味が悪そう(笑)な市長です。
※「PREACHER/プリーチャー」は Amazonプライムで視聴出来ます。
30日間無料体験ありAmazonプライムで今すぐ視聴! >>